家族だからこそ気を付けたい。うつ病は健康な人でも移ることが多い事実

うつ病は感染しないがうつってしまうことがあります

うつ病はウイルスはないので、インフルエンザのようにうつることはありません。

しかし身近な人ほど、うつ病を看護していたら、自分もうつ病になっていた。うつるというケースは多いです。

その意味ではうつ病は写るものと考えておいたほうがいいでしょう。

うつ病の人がもっている不安とマイナス思考を聞いているうちに、自分もマイナス思考になってしまうことがあります。

家族は長時間うつ病に接し、そのお世話で気持ちも体力も消耗するので、気持ちがネガティブになりやすい状態にあります。

さらには不安を感じるようになってしまって、周囲の人にもうつ病がうつることになってしまいます。

家族の場合にはまったく接しないで済ますことはできないものですが、うつ病をうつることを防止することを考えておく必要があります。

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接する時間を制限する

家族みんなでお世話にあたる場合、うつ病の人に接する時間を制限することはよい方法です。

うつ病のケアのプロの看護師であっても、1時間以内の接触と決めているそうです。

素人の場合にはもっと短い時間にする方がベターでしょうね。

とくに母親や女性の場合は、感情移入しやすく、うつ病の人と気持ちが同化しやすいという傾向があります。

家族であるあまりに、「可哀そう、自分がなんとかしてあげたい」「病気になるまで気づいてあげられなかったのは、自分のせいかもしれない」

と、うつ病の責任が自分にあるかのように考えがちです。

母親には注意が必要

母親は家族の誰がなっももっとも責任を感じやすく、うつ病に長時間濃く接することが多くなります。

その辺りはシビアに時間で制限して、接しすぎているようなら母親のケアも家族で見るようにしましょう。

趣味などを楽しむことを進めることも、うつ病が移ることを防止する方法になります。

また、うつ病を十分に休ませてあげるように仕向けるのも良い方法になります。

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リラックス法を見つめ直す

うつ病の家族は、自分自身の気分転換を行っていくのはうつ病が移るのを防ぐ良い方法です。

ペットの世話をする、家庭菜園をするなど、気持ちが明るく楽しくなることを積極的にしましょう。

家族の気分も晴れてくるので、うつ病が移る心配もなくなります。

うつ病は感染性のものではないので、日ごろから注意していけば、移ることもなくなってきます。

僕のの母親が言っていましたが、僕がうつ病になってよかった点もあると言っていました。

それは、自分が何に楽しみを見出し、本当にリラックスできるのは何か、ということが発見できたそうです。

僕のうつ病と統合失調症の症状がピークで酷いとき、毎日隙を見てはカラオケに逃げ込んでいたそうです。

それまではカラオケは数年に1度程度しか行っていなかったそうですが、今では週に1回は行かないと落ち着かなくなったそうです。

「老後の趣味ができたよ。歌うのはボケ防止になるそうだからね」と言っています。

自分にあったリラックス法を見つけて、その時間はそれに没頭することができれば、どんなストレスにも立ち向かうことができるでしょう。

聞き流すことも大事

うつ病に接する際に、相手の苦しみに共感してあげるのはよい方法だといわれています。

たしかに、共感してあげることはお勧め法ですが、その際に共感しすぎないことが重要です。

共感しすぎてしまうと、うつ病がうつる可能性が大きく上がってしまうことになります。

うつ病に適度な距離感をもって共感してあげることが必要になります。

ポイントは、話を聞いているようで聞き流すことです。

難しいかもしれませんが、うつ病の話を真剣に心で受け止めていたら、本当にこっちまで病気になってしまいます。

「うんうん、分かってるよ」といいながらも、頭の中では連ドラのドラマの続きでも妄想していましょう。

そのくらい気持ちに余裕を持ち、自分は自分、病気は病気と区別することが看護する側には必要なシールドです。