明るい未来を諦めない!統合失調症が完治した事例のケース
2017/04/08
統合失調症は完治できるのか?
統合失調症は、現在医学的には完治はできない病気です。
完治できないと聞くと、非常に悲観的なイメージをもちますが、いわゆる対症療法によって、症状を緩和する(寛解)ことはできるようになります。
症状が緩和すれば、これまでの様に普通に生活をおくることができるようになります。
症状は確かに緩和するのは間違いありませんが、人によって寛解までの時間はことなります。
一般的には、軽度の状態あるいは発症の初期であると、寛解までの時間は非常に短いものになってきます。
ここでは、どのような理由で統合失調症を発症することになったのかそして、どのようなきっかけでそれが完治(寛解)することになったのかを紹介します。
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統合失調症の発症のきっかけ
自分が統合失調症を発症したのは、大学に通いはじめたころでした。
親元から離れて、東京の大学にかようことになりましたが、初めてのことが多く大きな不安とストレスを感じていました。
また、親にも相談するのが簡単にはできない状態であったので、一人でいることが多かったせいか、統合失調症を発症してしまいました。
自分の場合には陰性症状が強くでていたので、下宿に引きこもってしまって、学校に行くのも苦痛に感じるようになりました。
心の中の不安に押しつぶされそうになっている自分の存在にいつも苦しんでいました。
何をするのも嫌になってしまっている自分にある日親が気づき、病院につれて行ってもらい統合失調症であることがわかりました。
治らないとあきらめていたのですが、担当の先生の言葉に励まされました。
「治りますから。頑張って治していきましょう」と言ってもらえたのはとてもありがたい言葉だと感じました。
自分の場合は東京の人の多さにストレスを感じていたので、にこのままいるのはよくないということで、実家に戻ることにしました。
しばらく学校を休んで、治療に専念することになりました。
最初のうちは、とにかく人と接するのがとてもつらいので、大変でした。
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統合失調症の回復のきっかけ
陰性状態が強くて親でさえも困っていましたので、病院の先生の進めて入院治療をおこないました。
担当の先生はいつも必ず治るからと励ましてくれましたが、なかなか回復の兆しが見えてこないので不安のとの戦いでした。
看護師さんが僕にたいしてとても優しく接してくれました。
閉ざされてしまった僕の心が外に向いていくようにいつも考えてくれているようにとても嬉しく感じました。
看護師さんの支えが僕にとってとてもありがたいものになりました。
面倒に感じていて、やることをやめてしまっていた朝の洗顔や歯磨きをいつも一緒に行ってくれました。
食事の時もいろいろと話かけてくれたので、孤独にさみしくご飯を食べるというようなこともなくなりました。
そうしているうちにだんだんと、いろんなことをやってみたいと思うようになりました。
入院治療は1年ほどで完了しました。
いまでは、親元を離れて、東京で大学生活を送っています。
東京では、多くの人と接して、楽しい時間を積極的に送るようにしています。
もちろんつらいこともありますが、お世話になった看護師さんのアドバイスを参考にしながら、自分にストレスを与えないように気を付けて生活を送っています。
統合失調症の再発の予防
統合失調症が寛解した後は再発の予防をしていくことも重要です。
統合失調症は完治するものではないので、再発することが大いにあり得ます。
再発の可能性ですが、若い人の方が、再発率が高いというデータがあります。
親兄弟親戚の方に統合失調症の方がいる場合にも再発率が高くなります。
再発率が高いといっても全員が統合失調症を再発するわけではありません。
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