うつ病発症から完治までの基本的な経過スケジュールを知っておこう
2017/10/27
うつ病の経過に関する情報の詳細を案内しています。
うつ病は他の精神病とは違い、想像以上に細かい経過を経て治療が完了するという仕組みになっているので、まだ、良くうつ病のことをわかっていない人は記事を参考にしてください。
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前駆期、極期に悩まされる
多くの人が知っているうつ病の経過というと、前駆期、極期が該当します。
前駆期というのは、うつ病の初期症状が出やすいとされている時期のことです。
うつ病にかかっているかもと思っている人もいるので、前駆期では症状を良く理解できないまま、そのままの流れで極期に移行してしまう人もいるでしょう。
良くうつ病は全貌が解明されていない精神病と言われていますが、ほとんどの人がうつ病を経験されていないため、うつ病の初期症状を見逃すことが多く、そのため、うつ病とはどんな病気なのか不明瞭というケースが多いのです。
しかし、極期に入ってからは前駆期のような余裕がありません。
というのも、寝込んでしまう、もしくは精神的に不安定になりやすい状況になってしまうからです。
あまりにも酷い場合は、生活そのものが行えなくなり、通院を何度も繰り返すという状況になっていくため、多くの人が知っているうつ病の経過というと、極期が最も有名と言えるでしょう。
回復期、中間期に移行する
うつ病の経過には回復期というものもあります。
しかし、回復期といっても極期という峠を越しているだけなので、完全に治療を終えている状態のことを回復期というわけではありません。
例えば、うつ病が改善したと感じる反面、時折、うつ病の症状が出てしまいやすくなります。
中間期に入ってからは、うつ病がかなり良くなったと感じる人もいれば、自分がうつ病にかかっていたことが信じられないと感じるほど、優れた体調をキープできる人もいるのです。
ただ、長時間の作業など体力、精神力を要求される場面では、疲れやすかったり、精神的に辛いと感じることが多くなります。
うつ病の経過の特徴とも言えるのですが、うつ病患者の多くは精神的な苦痛に弱くなってしまったり、もしくは、いきなり疲労感がドッと表れるといった、うつ病になる前の体調に戻りづらい要素が見え隠れするようになるのです。
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うつ病の経過と治療期間のまとめ
うつ病は不治の病のように思われているところがあります。
ですが、実際のうつ病の経過を観察してみると、1年以内に70%弱の患者がうつ病からの治療を確認できるほど、それほど、大げさに騒ぐような病気ではなかったりします。
では、どうして今でもうつ病を大きく取り上げているテレビ、雑誌などが存在するのかというと、それは、うつ病は再発しやすいというリスクまで存在するからです。
例えば、70%弱の患者がうつ病の治療に成功したとしても、再発のリスクが下がっているわけではないので、10年後、20年後に再発してしまう可能性が出てきます。
しかも、うつ病の治療に慣れてしまっているので、再発のリスクを軽く考えている人までいるのです。
このような人たちがいるので、うつ病の危険性を知ってもらうために、テレビ、雑誌などではうつ病の経過だけでなく、うつ病の恐ろしさを語っていることが多いという状況です。
また、うつ病の経過を見ているとわかるのですが、治療を真面目に行っている人ほど再発のリスクが小さいとされています。
というのも、うつ病はそんなに簡単にリスクを取り除けるものではないので、重要なのは治療だけではありません。
可能であれば、あまり騒がしくない環境でゆったりとした時間を得たほうが良く、落ち着いた空間で過ごしていると、段々と再発のリスクが下がっていくというデータも存在します。
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