統合失調症とうつ病ですが、何か?

統合失調症とうつ病を併発して、5年がかりで克服し完治させたアラサー男の記録をまとめます。前職は営業職で病みまくり、今はストレスの少ない仕事で社会復帰を果たしています。

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支障をきたすうつ病を克服した後も残る3つの後遺症について

      2017/11/02

うつ病の後遺症をまとめて案内しています。

うつ病というと、気力が高くならない症状ばかりが取り上げられていますが、実は、記憶力、人付き合い、コミュニケーションなどにも大きな悪影響を及ぼす、このような後遺症に悩まされている人が多くいる症状なのです。

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記憶力が低下し続ける

うつ病の後遺症で最も有名とされているのは、記憶力の低下だけでなく、低下が止まらないという後遺症です。

なぜ、有名なわりに後遺症の1つとして取り上げられることが少ないのかというと、それは、記憶力は精神上の問題なので、具体的な問題を正確に把握するのが難しいからです。

 

また、どのようにしてうつ病の後遺症が出るのかというと、身近なことを思い出せなくなるという形で表れます。

例えば、スーパーなどで買い物をされている際に、必要なものを購入したのかどうかをハッキリと思い出せなくなったり、自動車の運転中に目的地を忘れてしまうという症状が顕著に起きるのです。

 

他にも、外に出ているとついウトウトとしてしまうだけでなく、なぜ外に出たのか思い出せないという症状が、後遺症として見られることもあります。

うつ病の後遺症の厄介なところは、時間が経過するほどに記憶力低下が顕著になっていくことでしょう。

 

ただ、日頃から集中力を高める努力をされている人では、このようなうつ病の後遺症があまり見られないのです。

集中力を高めるとは、例えばメモを取るなどして記憶力の弱さを補うことです。

 

記憶力そのものは大きく改善できませんが、メモを取っていることによる精神の安定、そしてしっかりと作業を終えられるという自信から、うつ病の後遺症を克服されている人もいます。

 

逆に、うつ病の後遺症による集中力の低下は、やるべきことを後回しにしてしまったり、記憶力に頼って、なにもかも自分1人で片付けてしまおうとする姿勢です。

このような態度、対応が顕著な場合に失敗が続くと、気持ちに余裕を無くしてしまうことが多くなりますので注意してください。

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記憶の改変が起きやすくなる

前述では、うつ病の後遺症として記憶力低下が起きることもあるという案内をしました。

ですが、記憶力は正確なのに、過去のことに関しては記憶の改変が起きてしまうという後遺症も存在します。

 

例えば、いとこの名前などを正確に思い出せない、仲の良かった友人の名前、住所は思い出せるのに、友人の友人(知人など)の名前、住所は思い出せないという症状が該当します。

 

また、思い出せたとしても正確な名前、住所でないことを後になって知り、そのたびに自信を失ってしまうという問題が起きやすいです。

記憶の改変が酷いケースでは、改変されている記憶を完全に信じ込んでしまい、自分の記憶力は確かだと思い込んでしまうこともあります。

 

感情表現に自信を無くしてしまう

うつ病の後遺症の中には、コミュニケーションに大きな影響を与える後遺症も存在します。

例えば、感情表現を自分は行っていると思い込んでしまうような、特殊な後遺症がうつ病の後遺症に存在するのです。

 

そのため、怒る、笑う、泣くといった動作を行っても、相手から感情を理解してもらうことが難しくなることもあります。

ただ、このような問題は鏡を用いて、表情を変化させる訓練を行うだけで改善する事例が多く存在します。

 

大事なのは、うつ病の後遺症で感情表現を行えなくなった、というふうに思い込まないことです。

それと、自分に自信を無くしてしまうことが多い後遺症なので、声量に関しても、意識して大きな声に変えたほうが良いです。

このような些細な対応により、相手とのコミュニケーションを改善できることが多くなり、次第に後遺症が表に出なくなることもあります。


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