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統合失調症とうつ病を併発して、5年がかりで克服し完治させたアラサー男の記録をまとめます。前職は営業職で病みまくり、今はストレスの少ない仕事で社会復帰を果たしています。

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うつ病の脳は萎縮する!?医学的な見解からみるヤバすぎる脳の状態

      2017/04/08

うつ病による脳の変化

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うつ病は脳の病気と言われているように、うつ病になると脳に変化が起きてきます。

僕の場合は脳の委縮自体は起きませんでしたが、萎縮がある場合も確認されています。

これはうつ病の症状が重度に悪化した場合、あるいは長期化した場合に起こりやすいそうです。

一体どのような変化が脳に起きてくるのかをここでは紹介していきます。

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脳の委縮

うつ病を発症すると、前頭前野と海馬の血流が減少したり、萎縮が見られる場合があります。前頭前野は集中力、注意力、思考力、コミュニケーションの能力、感情のコントロール、

行動のコントロール、意思の決定、困難にたいする判断力、記憶において重要な働きをしている脳の部位であるので、日常生活に支障がでてしまいます。

 

海馬は記憶の座であるので、昔のことが思い出せなくなり、簡単な計算もできなくなってしまいます。

脳の委縮はうつ病が回復しても、元には戻りませんが、人間は脳の全ての神経細胞を毎日の生活において使っている訳ではないので、たとえ脳に委縮が起こったとしても、他の神経細胞を使って脳を働かせればいいことになります。

リハビリを行うことによって、代わりの神経細胞を使ったネットワークを使えるようになります。

 

セロトニン

脳の中には様々な神経伝達物質が働いています。

うつ病になると、神経伝達物質の中のセロトニンの量が減ることが知られています。

セロトニンは幸せな気分を生み出す神経伝達物質であるので、その量が減ると不安が大きくなってしまいます。

これがうつ病の症状である、大きな不安と焦りを生むことになります。

 

セロトニンを増やす方法としては、セロトニンの原料であるトリプトファンを多く含む食材を積極的に食べるようにするのがいいでしょう。

牛乳、チーズ、納豆、白米、肉類がお勧めです!

ビタミンB6はトリプトファンの吸収を増加させるので、ビタミンB6を多く含む食材もうつ病の回復効果があります。

バナナ、魚、鶏肉がお勧めです!

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ノルアドレナリン

うつ病になると、脳の神経伝達物質のノルアドレナリンの量が減ることも起こります。

ノルアドレナリンは気持ちを高めてくれる働きがあるので、減少してしまうと気持ちが落ち込んで、引きこもりになってしまうこともあります。

ノルアドレナリンを増やすには、チロシンまたはフェニルアラニンを多く含む食材を食べるのが良いでしょう。

肉類、鰹節、チーズ、牛乳、バナナ、ピーナッツ、タケノコがお勧めです!

 

脳由来神経栄養因子(BDNF)

うつ病になると脳由来神経栄養因子(BDNF)の量が減少する場合があります。

BDNFは脳の栄養分ですので、量が少なくなると、脳の機能が低下してしまいます。

BDNFを増やすには、日ごろからのバランスのいい食事が重要になります。

好き嫌いせずに何でも食べるようにするといいでしょうね!


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