軽度のうつ病ってどこまで？その症状と重度になるまでに治そう！

うつ病の軽度と重度の境界

一口にうつ病と言っても、その症状によって、軽度、中度、重度の3種類に分類することができます。

さらには、うつ病の症状の状態によって、それに対する医学的な治療法も違ってきます。

軽度のうつ病の場合には確かにうつ病の症状はみられるのですが、日常的な生活は何とかこなせるので、この段階では病気に気が付かない人が多いです。

中度～重度のうつ病に症状が悪化してしまうと、日常的な生活を送ることが困難になってしまいます。

会社に決まった時間に行って勤務することや、ご飯を食べることも正常に行えなくなってしまいます。

今回はうつ病の軽度とはどのような症状があるのか？中度との違いについてまとめます。

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軽度だと気が付かない人が多い

うつ病の場合には、最初から重度であることは殆どありません。

だいたいは、軽度の期間が長く続き、その異変に気が付けないと少しずつ症状が悪化していきます。

中度にまで悪化してしまい、日常生活に異変が起きた時に初めてうつ病であることに気が付くことも多いです。

中度～重度にまでうつ病が発展してしまうと、治療期間は長くなり、また再発率も飛躍的に上がってしまいます。

軽度のうつ病の症状・特徴

・軽い頭痛がする

・朝起きれなくなった。同時に夜寝つきが悪くなった。

・昼間に以前よりも眠気を強く感じるようになった

・夢の中でも、現実とほとんど変わらない内容の夢を見るようになった

・体重が減った。または増加した。（3キロほどの増減が目安）

・風邪でもないのに、微熱が続くようになった

・歯磨きをすると気持ち悪くなる

・首や肩、背中のコリを感じる

・前より汗をかくようになった

・天気によって体調が変化する。とくに雨の日は体調が悪いと感じる

・音や光に敏感になったように感じる

・趣味や楽しいことをしても、以前より楽しめなくなった

・人と会うのが億劫に感じる

うつ病の初期症状として、このような体調の変化に見舞われます。

まず体の異変が起こり、そのあと精神的にうつ病の症状が現れるパターンが典型的です。

これらの症状が全て同時にひき起こるのではなく、いくつかの症状が、段々と引き起こるようになります。

そのため、軽度のうつ病は気が付きにくく、体調不良だったり、最近忙しいからか。と軽く考えてしまいがちです。

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軽度と中度の違い

中度のうつ病との大きな違いは、仕事や学校、あるいは家庭での人間関係などに、問題が生じていないかがポイントになります。

中度になると上記で挙げた症状が一層重くなり、もはや日常生活を今まで通りに行うことは無理です。

本人は頑張っていても、周りからおかしいと言われる段階です。

中度になると集中力の低下、記憶量の低下、被害妄想などが生じて、通常の仕事をすることは困難です。

なんとか無理をすると、仕事も少しはミスをしつつも、何とかなる。くらいまでの症状が、軽度だといえるでしょう。

うつ病：軽度から重度にしないために

軽度のうつ病であることが判ったら、症状をこれ以上悪化させないための工夫も重要です。

軽度だからこそ、仕事をすぐに休職してしまうというのは良い方法です。

中度にまで悪化してしまうと、復帰には早くても3か月～半年はかかります。

軽度の状態で治療に専念してしまえば、早期の3か月ほどの治療での回復も望めます。

自分の身の回りにある、義務（仕事や家事）などを少し減らして最小限にして、気楽に毎日を送れるようにする。

休日は積極的に休むようにする。

夜は出来る限り早く寝るようにする。

食欲が低下してしまうような場合には、自分の好きなものだけでもいいので、栄養を体に補給するように心がける。

太陽の光をこまめに浴びて、リフレッシュする等をして、適度な生活のリズムを保っていくようにすると、軽度から重度にうつ病の症状が変わっていくことを防ぐことができるようになります。