統合失調症とうつ病ですが、何か?

統合失調症とうつ病を併発して、5年がかりで克服し完治させたアラサー男の記録をまとめます。前職は営業職で病みまくり、今はストレスの少ない仕事で社会復帰を果たしています。

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統合失調症の原因は遺伝子なのか?最新医療から真相にせまってみた

      2017/11/10

統合失調症と遺伝子の関係ですが、今ではどの程度の割合で、遺伝子の影響で統合失調症にかかるのかわかっています。

なので、今回はなぜ遺伝子が関わっているのか、もしくは、どのような環境が原因となっているのかを、詳しく案内させていただこうと思います。

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遺伝子の影響が強いという意見が多い

以下のデータのように、今では統合失調症と遺伝子の関係は、切って切り離せない関係となっています。

というのも、両親がともに統合失調症にかかっている場合、子どもが統合失調症を発症してしまう可能性は約40%と言われているからです。

 

補足となりますが、統合失調症は100人中1人弱がかかっている状況となっていますので、約40%という数値はかなり高い数値であると言えます。

ただ、遺伝子との関わりについては、実際に統合失調症にかかってしまう人がいるので、大まかに間違ってはいないという意見が多いだけです。

 

そのため、どうして統合失調症にかかってしまう人がいるのか、統合失調症にかかるリスクが高い人がいるのかについては不明のままです。

統合失調症と遺伝子の関係のほとんどは、将来的に統合失調症にかかってしまうリスクを減らすために用いられているため、根本的な解決を図れる状況にはありません。

 

例えば、投薬治療を行い、統合失調症にかかる可能性のある子どもを守るといった、保守的な対応しか望めない状況なのです。

投薬治療についても、両親には効果が認められた、しかし、子どもにも効果が認められるかは半々という状況となっています。

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遺伝子以外の理由も存在する

遺伝子による統合失調症の可能性は、家族の誰かが統合失調症にかかっている場合、約10%~約40%の可能性で、統合失調症にかかるリスクが生じるとされています。

では、残りの約60%以上はどのようにして統合失調症にかかるのかというと、それは、環境の変化によってかかりやすくなるとされています。

 

人によっては、対人関係が上手くいかなくなりストレスが溜まるようになり、ストレスを上手に発散できなかった影響で、対人関係に不安を感じるようになったりなど、統合失調症の症状が表に出てくることがあります。

他にも、結婚といった大きな環境の変化に精神が追いつかず、将来に対して不安を感じてしまう男女もいます。

 

実際に、統合失調症のため婚約破棄を真面目に考えている男女もいるのです。

このように、遺伝子、環境の変化だけでなく、精神の混濁度合いによっても統合失調症にかかるリスクが生まれてきますし、幸福であれば、統合失調症にかからないというものでもありません。

 

病院で精密検査を受けてみるのも良い

もし、遺伝的な要因で統合失調症にかかりやすいのか、そのことを綿密に調べたいという場合は、病院で検査入院を申請したほうが良いでしょう。

病院では、患者さんとなる方が明確な目的を持っていた場合、相談次第で検査入院を認めるという仕組みになっています。

 

そして、血液検査、脳の検査などを入院中に行う流れとなっているのですが、念のために、投薬などを行って反応を確かめるといった、統合失調症の予防が効果的である体質であるかの検査も行います。

薬の使用を行う前提の検査入院が多いため、検査入院の申請時には、そのことを了承して入院するという承諾も得ないといけません。

 

他に、カウンセリングを行い、幻覚、幻聴に悩まされていないかのチェックも行いますので、統合失調症の可能性もあり、現状を正確に把握できていないという場合は、日常をメモに取るなどして、カウンセリング時の質問に答えられるようにしておきましょう。

また、検査入院は状況によって長くなることもあるので、スケジュールに余裕がある際、利用の検討を進めるようにしたほうが良いです。


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