どうしても甘えに見えてしまう適応障害の困難な10つの要素
2017/04/08
適応障害だと甘えに観られる行動をとってしまう
適応障害を発症すると、甘えに見えるような行動パターンをとってしまいます。
しかし、甘えにみえる行動をするのは本人の意思とは反するものです。
適応障害という病気のためにそのような行動パターンをとってしまいます。
本人は、適応しようと努力しているにもかかわらず、それができないために甘えるように見えてしまっているだけなのです。
ここでは、適応障害の際に甘えに観られてしまうパターンを紹介します。
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無断欠勤
適応障害の症状として無断欠勤が出てしまうことがあります。
本人は甘えているわけではありません。
本人は会社に行って仕事をしたいと思っています。
でも、体がその通り動いてはくれません。
会社への連絡をためらっているうちに、時間だけが過ぎてしまって、仕事に行けなくなってしまいます。
同僚に迷惑をかけてしまったという罪悪感だけが残ります。
無謀な運転
適応障害によって、無謀な運転をしてしまうこともあります。
理屈では交通規則を守らないといけないと理解していても、適応障害のためにそれを行えなくなります。
交通規則を守れない自分にたいして、罪の意識を覚え、自分を責めてしまうことにもなります。
適応障害が原因であって、甘えによって無謀な運転をしているわけではありません。
喧嘩
適応障害によって、喧嘩をしてしまうこともあります。
周囲の人に対して甘えるような行動をとってしまって、それが軋轢になってしまって喧嘩となります。
喧嘩をしてしまうことに大きなストレスを本人は感じています。
改善しようと考えているのですが、実行できません。
物を壊す
適応障害によって、物を壊してしまうことも起きます。
適応障害の原因になっているストレスを解消するために衝動的に物を壊してしまいます。
本人は、物を壊すことはいけないことであることを理解していますが、適応障害のためにそれを抑制することができません。
睡眠障害
適応障害によって、睡眠障害が出てしまい昼夜逆転した生活を送ってしまうことがあります。
いつも夜起きていることになるので、仕事場でも活力が低下してしまいます。
自分で自分のリズムを適応障害のために作ることができないので、睡眠障害が出てしまっているだけです。
甘えによって、仕事場での活力が低下するわけではありません。
激太り
適応障害によって、過食になってしまうこともあります。
過食の状態が続いてしまうと、劇太りの状態になります。
体を動かすことが減ってしまって、生活習慣病を併発してしまうこともあります。
体を動かしてダイエットすることが必要ということを理解していても、適応障害のためにそれができなくなります。
甘えているわけでは決してありません。
スポンサーリンク不衛生
適応障害によって、不衛生な状態になることもあります。
例えば、歯磨き、風呂に入るなどの誰もが行っている生活習慣ができなくなってしまいます。
甘えているように見えるし、やればいいと周囲は感じるかもしれませんが、本人の意思に反して、実行できなくなります。
嘘をつく
適応障害によって嘘をつくことが多くなることがあります。
世の中に本人は甘えているわけではありません。
嘘をつくことがダメだということを本人は理解しているのですが、どうすることもできないのです。
夜尿症
適応障害によって夜尿症となることがあります。
寝る前に、トイレに行く、水分を控えるといった対策をしても、夜尿症は治りません。
意志が弱くて甘えている訳ではありません。
本人の意思と逆行して夜尿となってしまうのです。
感情の制御が効かない
適応障害によって感情の制御ができなくなることもあります。
急に泣き出したり、怒りだしたり、笑い出したりします。
本人の内面の意思とは無関係なことが多くなります。
場の空気を読めない甘えた対応と受け止められるかもしれませんが、本人はどうすることもできません。
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