うつ病で幻聴が聞こえていた時、あれは自分の心の声だったのだと思う。
2017/04/08
うつ病による幻聴
うつ病を発症すると、脳における情報伝達機能に異常が起きてしまいます。
脳の情報伝達の異常によって、感覚情報処理に異常が起きて幻聴が聞こえてしまうこともあります。
うつ病による幻聴の特徴とその克服法をこのサイトでは紹介します。
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命令される幻聴
うつ病によって起こって来る幻聴の一つに命令されるものがあります。
この幻聴が聞こえると、頭の中に誰かから命令されている状態になります。
架空の命令なのですが、それが幻聴によるものであるか本人は認識することができません。
被害妄想の幻聴
うつ病によって被害妄想の幻聴が起きることがあります。
誰かにいつも尾行されていると、告げられているような幻聴になることもあります。
自分の物を誰かが盗もうとしていると告げられる幻聴の場合もあります。
被害妄想が起きているときには、周囲の人が幻聴であると言うとそれにたいして、自分を否定していると思って、敵意を感じてしまうこともあるので、対処法が非常に難しくなります。
否定形の幻聴
うつ病の幻聴の中には否定形もあります。
この幻聴が聞こえるようになると、自分の存在価値を否定する声にいつも支配されるようになります。
自分の気持ちがますます陰鬱なものになってしまい、うつ病の症状の悪化が起きてしまいます。
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普通の話し声の幻聴
うつ病の幻聴には、普通の話し声の場合もあります。
これが聞こえてしまうと、その話し声と会話を初めてしまいます。
壁に向かって、会話をしている状態になってしまいます。
傍からみると、奇妙にみえますが本人は普通に会話をしていることになります。
周囲の人との会話が減り、引きこもりになってしまう場合もあります。
人工音の幻聴
うつ病の幻聴によって、機械の歯車の音、車のクラクションや時計の秒針が時を刻む音がいつも聞こえてしまう場合があります。
このような人工的な音をいつも聞いていると、大きなストレスになり、ほかの精神疾患を併発してしまうこともあります。
幻聴の克服法
うつ病からくる幻聴を克服するためには、まずは自分の聞いている声や音が幻聴であることを自覚することです。
難しい部分もありますが、客観的・冷静に分析を行えば幻聴かそうでないかを区別できるようになります。
幻聴が聞こえている場合には、自分の気持ちをしっかりさせることが重要です。
落ち着いた気持ちで自分で自分を判断する気持ちを持っていれば、幻聴は聞こえなくなります。
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