うつ病の再発率は90%!なぜ再発してしまうのか原因と防止策
2017/04/08
うつ病は再発する可能性がある
うつ病は医学的にその原因が判ってはいないので、完治させることが難しいものです。
ですから、対症療法によってその症状を正常に近い状態に戻すことになります。
つまり、完治ではないので再発の可能性があるのです。
うつ病の再発率は回復後1年以内で40~50%、一生の間では90%の確率で再発するといわれています。
ここではうつ病が再発してしまう原因と防止策をまとめます。
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医師のアドバイスを守る
うつ病から回復したあとも、医師のアドバイスを守って生活をしてくことが再発を防止するための良い方法になります。
症状が良くなってきたからといって、自分の判断で治療を止めてしまうようなことをすると急に症状が悪化してきて再発につながってしまうことが多くなります。
通院の目安としては、始めのうちは1か月に1回は通っていた方がいいでしょう。
慣れてきたら2か月に1回のように、頻度を少なくしていってもいいです。
僕の場合は、完治して2年たちますが、それでも1か月に1回の頻度でカウンセリングに通っています。
アメリカでは精神科に通うことは一般的で、そこで愚痴を聞いてもらったり、今の状態に専門医からのアドバイスを貰ったりすることができます。
健常者の人でも普通に通う位ですから、そこが日本とは精神科を利用する、大きく違う点だと言えます。
日本ではあまり精神科に通うことは良いイメージとされませんが、気楽に、愚痴を聞きに行ってもらっているくらいの感覚で、日常的に取り入れることをおすすめします。
うつ病のサインを見逃さない
うつ病から回復したあと、再発を防止するにはうつ病のサインを見逃さないことが重要です。
うつ病になったら、普通またうつ病になりかけたら一度経験があるので気が付きそうなものですが、じつはなかなか気づくことができません。
というのも、うつ病が治ったと張り切ってしまい、頑張りすぎてしまうんです。
それで気が付いたら体が疲れ果てていて、その疲れさえも認識しないまま、気が付いたらうつ病を再発していたということが多いんです。
うつ病を完治後は、できるだけ家族と一緒に暮らして、自分の体調を気にかけてもらったほうがいいです。
自分では気が付かない、異変に察知してもらうことができます。
前回うつ病になった原因を取り除く
うつ病になってしまった原因を取り除くことが、再発予防には大きな意味を持ちます。
職場の環境が原因であれば、転職をするのは良い方法です。
学校での人間関係が原因であれば、転校あるいは、休学して今までとは違うクラスに入るのがいいでしょうね。
自分の気持ちの持ち方や考え方が原因の場合には、カウンセリングによってそれを取り除くようにするといいでしょう。
睡眠
うつ病の再発防止を考えるときに重要なのが、十分な睡眠です。
熟睡できない、睡眠時間が不足しているという状態が続いてしまうとうつ病を再発させてしまうことになります。
寝る前に食事をとることはやめた方がいいでしょう。
適度な運動をして、体を少し疲れさせると熟睡出来るようになります。
考え方
うつ病の再発の防止を考えるならば、自分の考え方を変化させるのがいいでしょう。
いつも楽観的に物事を考えるようにするといいでしょう。
日常的にいろいろな失敗もあるかもしれませんが、くよくよせずに明るく前向きにそれをとらえるようにするといいでしょう。
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環境
うつ病の再発を防止するためには、ストレスの多い環境に滞在するのはやめましょう。
心が落ち着くような音楽をいつもかけているようにしてもいいでしょう。
自然の空気が窓から入ってくるような環境もいいでしょうね。
動物の柔らかな鳴き声を聞くのもいいでしょうね。
ハーブなどのパワーによって気持ちを落ち着かせるのもいいでしょうね。
苦しみを蓄積しない
うつ病の再発を予防するためには、日ごろから苦しみを蓄積しないようにしましょう。
苦しみを蓄積させないためには、自分に無理をさせないのがいいでしょう。
また、苦しい気持ちが蓄積しているときには、自分でストレスを発散できるようにしましょう。
周囲の理解
周囲の何気ない一言が本人にとっては大きなストレスになることがあります。
それがうつ病の再発を引き起こしてしまうかもしれません。
周囲もうつ病について、十分に理解すると再発の防止の効果があります。
再発後は回復しにくい
うつ病を再発してしまうと、2回目以降は対症療法による回復に長い期間が必要になります。
最悪の場合には、回復できないこともありますので、出来る限り再発をしないようにすることが重要です。
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