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統合失調症とうつ病を併発して、5年がかりで克服し完治させたアラサー男の記録をまとめます。前職は営業職で病みまくり、今はストレスの少ない仕事で社会復帰を果たしています。

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うつ病は遺伝する?科学的に見るその遺伝率の確率について

      2017/04/08

うつ病は遺伝する病気?

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うつ病は遺伝するものなのでしょうか?

その答えは、両親のどちからにでもうつ病患者がいた場合、遺伝する確率は高くなります。

親がうつ病の場合、子供がうつ病になる確率は、1.5倍~3倍になることが分かっています。

一般の方のうつ病発症率が6.5-7.5%と言われているので、うつ病の子供の場合、うつ病の発症率が20%程度と高まります。

この発症率の高さから、うつ病は遺伝的要素は高く、避けられない問題と捉えられます。

今回はうつ病による遺伝について、今分かっている最新情報を元にまとめます。

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遺伝の影響とその他の影響

うつ病を発症する直接的な原因と考えられる遺伝子は、まだ見つかっていません。

つまり、現在では事前にうつ病を発症しやすい遺伝子は、検査して見つけることはできないわけです。

一卵性の双子の場合は、5割の確率で片方の子供もうつ病になりますが、二卵性の双子の場合には1割から3割程度の確率と言われています。

つまり、うつ病の原因となる遺伝子はわかってはいないけれども、遺伝的にうつ病になりやすい人と、なりにくい人がいると言えます。

 

といっても、うつ病は遺伝的要素意外にさまざまな要素が絡みあって発生します。

うつ病の原因として、ストレスは広く知られています。

他にも、体のゆがみによる神経伝達が上手くいかないことが原因になる場合。(猫背だったり、重心が傾いているなど)

栄養バランスが偏っており、科学的ストレスを体が感じている場合。

 

低い温度に晒されている、寒さを感じている状態が長いなどの体感的な問題。(寒い地域や、日照時間が短い地域はうつ病発生率が高まります)

このような原因となりえる要素が絡み合って、うつ病は発症されます。

両親や親せきにうつ病発症者がいた場合は、とくにこの辺りの原因になりやすいポイントに気を付けましょう。

 

うつ病の子供を他の家族が育てたらどうなる?

それでは、親がうつ病で、その子供をうつ病とは何も関係ない人が育てたとしたらどうなるでしょう。

外国などではよくあることですが、何らかの事情で子供を手放したり養子に出すとき、その遺伝についてが検証されました。

果たして、うつ病の遺伝子を受け継いでいたとしても、環境によってその発症率は変わるのか?という点ですね。

うつ病発症者は、うつ病になりやすい環境を自ら作ってしまい、健康な環境を作ることが通常より苦手です。

 

それなら、健常者が子供を育てれば、遺伝以外の環境による影響は一般レベルになるはずです。

非常に興味深い研究ですよね。

これは当初、意見は真っ二つに割れて、結果がどうなるかに注目が集まりました。

その結果、環境よりも遺伝の方が影響は強くなるという結果になりました。

これは、うつ病にとっては残念な結果ですね。

環境に関わらず、やはり通常のうつ病の遺伝子を持たない子供と比べると、発症確率は依然高まるということでした。

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うつ病は予防可能な病気

うつ病の発症率は遺伝的も関係ありますが、予防が可能です。

遺伝子を持っているからこそ、予防は確実にしておくべきであり、遺伝以外の発症率を未然に防ぐことができます。

本人の置かれている環境にもうつ病の発症率が関係しています。

特にストレスの多い環境はうつ病の発症率をあげてしまうので、遺伝的にうつ病になりやすい人は特に気をつけなくてはなりません。

 

1:肉体的・精神的な苦労が多い環境にいるとうつ病に成りやすくなります。

可能な限り、健全な環境に身を置くのが良い方法です。

 

2:家族や友人との別れが引き金になります。

別れを避けることはできませんが、それを引きずらないようにしなくてはなりません。

 

3:入学・就職と行った生活の環境によるストレスが原因になることがあります。

新しい環境に入った時には、自分自身の疲れを適度に癒すことを積極的にしておくべきです。

 

4:子育てに追われていて、その忙しさからうつ病になってしまうケースもあります。

子育てがつらいときには親に助けてもらったり、保育所などを活用することがよい方法です。

 

5:慢性的な疲れがうつ病を引き起こしてしまうことがあります。

疲れは原則としてためないようにすることが必要です。

 

6:脳の病気によってうつ病になってしまうことがあります。

遺伝的にうつ病に成りやすいときには、担当の医師にそれをきちんと告げて対処していくことが必要です。

 

7:更年期障害によってうつ病になってしまうことがあります。

辛い気持ちを上手くリフレッシュするようにするのが良いでしょう。

場合によってはカウンセラーに助けてもらうのも良い方法です。

 

8:人間関係のトラブルがうつ病の原因になってしまうことも考えられます。

人間関係のトラブルは巻き込まれてしまうと厄介ですし、逃げ出すことも難しくなってしまいます。

遺伝的にうつ病になりやすい場合はm極力人間関係のトラブルに巻き込まれないように工夫が必要です。

 

9:生活環境(温度、湿度)が悪い場合にもうつ病に成りやすくなります。

日頃から快適な住居で生活をするほうがいいでしょう。

 

10:体のゆがみがうつ病の原因になることもあります。

いつも姿勢には気を付けて生活をすることがベターです。

 

うつ病は再発も遺伝が関係する?

遺伝的にうつ病になりやすい人は、いったん症状が回復してもほかの人に比べて再発率が高い傾向にあります。

治ってから1年以内に再発する確率は30%。

5年以内に再発する確率は50%と、半分の人がまたうつ病に悩まされていることになります。

うつ病が回復したからといって、安心しないで、再発の可能性の高さを十分に理解して、日ごろからうつ病の再発予防に留意しておくことが必要になってきます。

再発の予防は、基本的にはうつ病の予防と同じやり方で大丈夫です。


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