統合失調症とうつ病ですが、何か?

統合失調症とうつ病を併発して、5年がかりで克服し完治させたアラサー男の記録をまとめます。前職は営業職で病みまくり、今はストレスの少ない仕事で社会復帰を果たしています。

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うつ病で動けないときしてはいけない・言ってはいけない言葉まとめ

      2017/04/08

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うつ病の典型的な症状の中に、体が動けないというものがあります。

動きたいと思っていても動くことができない。

という場合と、気持ちの面でも動きたくないと思っているという、2種類のパターンがあります。

うつ病で動けないという症状が出てしまうと、自宅に寝転がって静かにしているしかありません。

うつ病はもっとも症状が重いとき、そのような状態には誰しもがなります。

今回は、動きたくても動けない、そんな何もできないとき、いったい何をすればいいのかをまとめます。

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自然回復はうつ病の基本

動きたいと思っているのにもかかわらず動けないときには、とにかく何も考えずに寝ることです。

うつ病の人は気が付いていませんが、体が何も動けない状態になるほど、頑張りすぎたということです。

体も心も悲鳴を上げていたのに、それを無視し続けて、「自分はまだ大丈夫」と、無理がたたったのです。

うつ病になる人の多くは、発症前睡眠不足な上働き過ぎて、栄養にも偏りがあることがあげられます。

それほど体に無理をしたのだから、動けなくなるのはある意味当然の防衛本能なのです。

 

体と心が回復するには、2つの要素があります。

・よく眠ること
・時間をかけること

この2つをしっかり取っていれば、ただ寝ているだけで何の治療もしていないように見えても、徐々に回復してきます。

気持ちのもやが少しでも晴れるまで、何もせずに悲しい感情があるなら泣きながら。

 

申し訳ない気持ちがあるなら、その気持ちを否定せずに受け入れながら、ただ何もせずにいましょう。

よく眠り時間をかけることで、その気持ちは少しずつ和らぎ、「何かしてみよう」と体が自然と動くようになります。

この方法をとると、薬や他の治療をほ用いた場合より、再発率が低いという効果があります。

もちろん他の治療法と併用しながら進めていくのもOKです。

 

次のステップはプラスのイメージを思い描く

少しずつ体が回復してきたら、次は自分がうつ病であるので動けないんだ、というマイナス思考を振り払うことです。

調子のよい自分という物をイメージしていきます。

そのようなプラスイメージが、体を動かすエネルギーになってきます。

 

プラスイメージ法ですが、意外に簡単にできます。

競馬で大儲けしたらどうしよう?

自分の願いがどんどん叶ったらどうしよう?

自分が大富豪だったどうしよう?

気持ちが楽しくなるような空想がプラスのエネルギーになっていきます。

このように考えていくことができるようになれば、自然に体を動かすことが可能になってきます。

動けない状態から脱出できます。

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気持ちが体に追いつかないときもある

体が少し動ける状態になっても、気持ちの面でも動きたいとは思えないときには、体を無理に動かしてはNGとなります。

うつ病自身が、自分に十分に休息を与えることが大事です。

休息を与えることによって、動きたいという気持ちがあるのに動けないという状態にまずはもどしていけば、

あとはプラスイメージの空想パワーによって体を動かしていけるようになります。

 

だいたい、回復は気持ちより体のほうが早いことが常です。

「体の怪我は治せても、心の傷は簡単には治せない」という言葉を見たことがあります。

確信をついている言葉だと思いますが、本当に体は健康でも、気持ちが追いつかず何もできないという日々が僕の場合半年ほど続きました。

ご飯も食べれて睡眠も十分とは言えないけれど取れる。

それでも、外に出かけようとすると嘔吐してしまい、痙攣するほど震えが起きてしまう。

これは気持ちがまだ追いついていない証拠です。

 

焦らずに、体に悲鳴が及ばないパーソナルスペースから離れないようにしましょう。

部屋では自由に動けるようになったら、狭いスペースでもできる筋トレがおすすめです。

筋トレは体が強くなるというイメージがありますが、じつは気持ちにも左右して、ポジティブな思考を持ちやすくなる効果があります。

 

無理に動かそうとするのはNG

うつ病によって体をいかすことができない場合に、周囲の人は何とか体を動かすように促そうとするものです。

「やる気を出しなさい」

「頑張れば何でもできるのよ」

と言葉を言ってしまいがちです。

 

しかし、これはうつ病にいたずらに負担をかけてしまうことになります。

それがマイナス効果になってしまい、体を動かすことがますますできなくなります。

周囲は、十分に休息をとって、それから体を動かせばいいんだよという態度で対応するのがベストです。

うつ病が良くなってになって、自分を見直して考える時間と空間を周囲は演出するようにするのが、最良法になります。

うつ病の気持ちを明るくするような楽しい話題を仕向けるのも動けない状態から回復する良い方法になります。

 

泣きながらゲームをしていたうつ病ピーク時

僕がもっともうつ病が酷い状態のとき、あまりに何週間も動けない寝たきり状態だったため、自分が嫌になったことがありました。

家族や会社に迷惑をかけて、心底ダメなやつだと、その言葉ばかりが頭をよぎりました。

それで今の状態で何とかできることはないかと、好きなゲームを何とかしようと思い電源を入れました。

 

するとそこからの記憶はないのですが、母がパートから帰ってきて僕を発見した時、僕は泣きながらゲームをただひたすらにプレイしていたそうです。

声をかけても反応がなく、機械のようだった・・・と言われました。

僕の場合は泣きながらヤバい状態だったので、一目でヤバいと分かりました。

しかし、うつ病の人がのんきにゲームをしていると映る場合は、自分なりに何とかできることをしている状態なんだと思ってください。

ゲームだけでもできれば、他のこともできるようになるかもしれないという希望を持っているんです。


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