■統合失調症は平均寿命が20歳も短くなるって本当!?その激ヤバな理由とは
2017/04/08
統合失調症と寿命の関係
統合失調症は脳の疾患なので、基本的には寿命に影響は与えることは考えられないはずです。
しかし実際には、統合失調症を発症して、それが長期的に及ぶと平均寿命が短くなってしまうというデータがあります。
現在日本の平均寿命は男性が80歳、女性が85歳ほどとなっています。
統合失調症の場合は、そこから10~15年ほど平均寿命が短くなるというデータになっています。
これは、いったいどのようなことが原因になっているのかをまとめます。
スポンサーリンク
治療の長期化で体へのダメージが蓄積される
統合失調症が症状の治療中にその副作用によって、体調に異変をきたしてしまうことも、少ないケースですが存在します。
もちろん、体には副作用がほとんどないと言われている治療法ではあり、安全な治療法です。
しかし統合失調症の治療期間が長くなってしまうと、時として副作用が起こってしまって、寿命が短くなってしまうことがあります。
治療期間が長くなる原因としては、そもそも統合失調症は何が原因で引き起こされるのかが分かっていません。
「■統合失調症の原因はドーパミンに関係があった!?気になるドーパミン仮説とは」のドーパミン説が有力ですが、最近ではすべての原因がドーパミンによるものではないことが分かっています。
そのため、従来の治療法では統合失調症を治すことができないタイプがあります。
治療が長引き、体が薬漬けになり副作用を引き起こすことで、結果として、寿命を縮めてしまうことになります。
間接的な生活態度
統合失調症は常に大きな不安を感じ、ストレスにさらされています。
このような不安を健全な方法で解消できれば問題ないのですが、体に有害な方法で不安を解消してしまうことがおきてしまいます。
たとえば、お酒や暴飲暴食、過度の糖分の摂取は寿命を短縮することにつながってしまいます。
お酒によって、脳出血の可能性が上がってしまいます。
過度の糖分は糖尿病の原因になります。
つまりは、間接的な理由で統合失調症の方は寿命が短縮してしまうことが起きてしまいます。
スポンサーリンク
ストレスによる他の病気の併発
不安をうまく解消できないことによって、寿命が短縮してしまうこともあります。
大きな不安は、体にとって大きなストレスになってしまいます。
ストレス学説によると、慢性的なストレスは、疾患の原因になってしまいます。
このようなストレス性の疾患によって、統合失調症の方は寿命が短縮してしまうことなります。
ストレスは万病の元といえ、癌などもなりやすくなってしまいます。
妄想による事故にあいやすい
統合失調症の代表的な症状として、妄想や幻覚がみえるといった症状があります。
これは本当に人の声がクリアに聞こえてきて、そのほとんどが攻撃的であったり、気分を落ち込ませる批判的な内容です。
僕の場合は、とにかく電柱が「走れ!走れ!」と言ってくるので、それに従わざるえず、夜中毎晩のように走っていました。
そこで、かすり傷程度ですが事故を起こしたことがあります。
信号無視で道路に飛び出してしまい、車にはねられてしまいました。
車には非がないのに、今思えば申し訳ないことをしてしまいました。
車と人では、どうしても車が悪いことになってしまいますからね。
そのような妄想で自分の行動がコントロールできなくなることにより、健常者と比べて事故にあいやすいことも理由の一つとなります。
まとめ
統合失調症自身が寿命を短縮してしまうわけではありませんが、正しい(健康的な)方法で治療を行っていかないと、
統合失調症の症状は回復することにはなりますが、寿命は短縮してしまう可能性が上がってしまいます。
スポンサーリンク