適応障害は子供にも発症する?その原因と症状について
2018/04/11
子供が適応障害をわずらってしまう原因を、ケース別でまとめています。
また、原因だけでなく適切な治療方法、そして、再発、悪化などのリスクを下げる方法も案内しているので、適応障害の詳細についても学習できる内容となっています。
今回は、子供の適応障害についてを、発症原因と詳しい症状についてをご紹介します。
スポンサーリンク
発達障害の可能性を視野に入れる
子供の場合、大人とは違った原因で適応障害をわずらってしまうことがあります。
大人の場合、仕事で発生するストレスが主な原因とされており、環境の変化でも、ストレスが溜まりやすくなり、適応障害を発症することがあります。
子供の場合、発達障害をわずらっていることを、親が知らないで放置してしまい、その後、適応障害をわずらってしまうこともあります。
例えば、同じ動作を繰り返す、責められているはずなのに笑う、急に怒り出す、何もしないでシーンとしていることが多い場合、発達障害を疑ったほうが良いでしょう。
発達障害で多く見られる行動パターンは、対人関係でトラブルを起こしやすくなることです。
また、その他の特徴として、覚えることが難しくないことでも、なぜか覚えられないことがあります。
例えば、約束したことを忘れてしまったり、つい最近の出来事の詳細を語れなくなるなどが該当します。
子供の場合、このような発達障害の問題により、子供なのに適応障害をわずらってしまうこともあるのです。
スポンサーリンク
コミュニケーション不足が原因
発達障害とほぼ同じ原因なのですが、発達障害、もしくは友達関係によりコミュニケーション不足が目立つと、その影響で適応障害を起こしてしまうこともあります。
発達障害が顕著な場合、コミュニケーションそのものが成立しない、会話の途中で席を立つ、いなくなるなどの問題を起こします。
そして、適応障害をわずらっている場合は、相手の表情を良く理解できなかったり、いきなり大声でしゃべりだすなど、特異な行動を目にすることが多くなります。
その他の違いでは、発達障害の場合は問題点を良く理解できない、適応障害の場合は、興奮することが多いだけで、会話の内容を理解することは可能なところです。
子供が適応障害をわずらってしまう原因として、コミュニケーション不足により、自我の形成に問題が起きてしまい、社会、自分の位置関係がおかしくなっている可能性が考えられます。
そのため、先ずは家族とのコミュニケーションを優先し、コミュニケーションの必要性を学ばせると良いでしょう。
自分は周りから必要されていると理解すると、自分から進んで会話を始めることが多くなったり、賑やかな会話を楽しいと理解できるようになります。
ストレスを理解できない
子供の場合、親の顔を見て世間を理解することが多いです。
そのため、親からあまり褒めてもらえない場合は、褒めてもらえないのが当然だと理解する子供もいるのです。
このような潜在的ストレスを溜め込んでいると、笑いたい時でも、笑ってはいけないと誤った判断を下すことが多くなり、周りの人から、変わった子供だと理解されることが多くなります。
すると、孤独感が強まってしまい、急に泣き出してしまうことが多くなるのです。
これは、悲しくて泣いているのではなく、ストレスによる興奮で、涙が出やすくなっているケースだと理解しましょう。
そのため、このような適応障害をわずらっている期間が長いと、近くに親、友達がいないだけで不安になってしまうこともあります。
また、このような問題を解決する際は、電話、メールなどで連絡を良く取り合うようにして、ちょっとした対応で問題を解決できることを学ばせておきます。
すると、子供も信用できる人が周りにいることを学び、自発的に、現在の問題と向き合うようになり、問題を克服できる知恵を身に着けるのです。
スポンサーリンク