適応障害の完治は平均2年かかる。完治までの道のりと基準について
2018/02/21
適応障害の完治にかかる期間ですが、ネット上では5年、10年という月日を経て完治したという人の情報も存在します。
ですが、今回は治療にかかる期間の平均を案内させていただくので、大まかな治療を学びたい人にとって、役立つ情報が満載となっています。
今回は、適応障害の完治は平均2年かかる。完治までの道のりと基準についてをご紹介します。
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完治にかかる期間
うつ病と同じで、実は、治療にかかる期間が明確になっていません。
というのも、5~10年の歳月を経てようやく治療を終えている人もいるからです。
ですが、平均の場合は話が違います。
というのも、平均であれば2年ほどというデータが多く、3年以上かけて治療されている人が少ないからです。
そもそも、精神的な問題を抱えている人の治療には、通常より長い月日をかけて治療を行うようになっています。
理由は2つあり、1つは、精神的な問題は環境の影響を受けることが多いからです。
つまり、人によっては治療を終えた後に、治療を終えたのでもう大丈夫だろうと考え、体に負担をかけるような生活に戻る人もいますし、このような生活で、精神状態が元に戻ってしまう人もいるからです。
これはうつ病の場合も同じで、治療後の生活態度、生活習慣の確認も行い、その後に完治したという評価を行う仕組みになっています。
もう1つは、患者が嘘の申告を行う可能性があるので、素早く治療を終えないことが多いです。
患者にとっては、長い治療期間であればあるほど社会復帰が難しくなるので、これと言って利点がありません。
ですが、医師としても曖昧な状態で社会に復帰させることはできないため、長い月日を設けて治療を行うことが多いのです。
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治療を終える基準
適応障害の完治は、以下の条件を満たせているようであれば、完治と認められることが多いです。
1つは、病院で治療を受けた後に改善が見られたかどうかです。
改善が見られない場合、使用される治療薬を変えるなどして、治療に最適な薬を確認するといった対応が取られます。
もう1つは、あえて社会復帰をさせて様子見するというものです。
社会復帰できる状態なのかを確認するために、あえて施設などを訪問して人付き合いを行い、的確な対応を行えるかどうかを確認します。
適応障害が残っている場合、指示に従えなかったり、体調の悪化を招くことがあるので、そのような変化がないかをチェックするために、あえて施設などを訪問してコミュニケーション能力を試すのです。
治療を早く終えるために必要なこと
適応障害をわずらっていたことがあるのですが、その時は、周りに協力してもらえるよう呼びかけていたことを覚えています。
例えば、定期的に話しかけて欲しいといった、なるべく自分からコミュニケーションを行えるように仕向ける、もしくは、フレンドリーに会話できる状況を作り出しました。
適応障害そのものは、それほど有名ではないため、しっかりと病院で治療を受けていることを教えて、周りの人に協力してもらえるよう呼びかけたほうが良いです。
肉体に傷を負っているわけではないので、治療を受けていることを教えないと、なぜ協力しないといけないのかがわからず、その影響で口論になってしまうこともあります。
それと、日常的な問題を直したほうが良いです。
例えば、早寝早起きを守るようにするといった、日常的にできる努力を続けるようにするのです。
朝日をしっかりと浴びる生活をしていると、毎日の早寝早起きが辛くなくなるため、早い段階でスタートさせたほうが良いです。
また、しっかりとした睡眠を取るように工夫していると、疲れが溜まりにくくなります。
疲れが溜まりやすい体の場合、ストレスが減りにくい体になってしまい、ストレスの影響によっては、病院で、治療薬を受け取る羽目になるので注意してください。
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