統合失調症の発症年齢は○歳が多かった!年齢別の患者数データ
2018/01/20
統合失調症と年齢の関係をわかりやすく案内しています。
統合失調症にかかりやすいとされている年齢、再発しやすくなる年齢、もしくは、年齢によってどのような症状の差が発生するのかも案内していますので、統合失調症が気になるという方は参考にしてください。
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ピークは思春期から30歳まで
統合失調症と年齢の関係ですが、統合失調症にかかりやすい年齢は、思春期から30歳までとされています。
今までは、30代に多いとされていたため、今の時代になって、なぜ思春期までもが統合失調症にかかってしまうのかという意見も存在します。
まず、統合失調症というのは精神だけの問題ではなく、肉体に問題があった際もかかってしまうという特徴があります。
そして、思春期の場合は精神上の問題で発症する可能性が高く、30代に近くづくほどに肉体の問題により、統合失調症を発症してしまう可能性が高まるのです。
思春期というのは、学校内の人間関係がすべてと感じている学生が多いほど、身近な人との付き合いが、そのまま精神に大きな影響を与えます。
ですが、思春期の時に人間関係が悪化してしまうと、周りから必要だと思われていない、もしくは、人との付き合いに恐怖を感じるようになり、精神を害してしまうことが多くなっていくのです。
そのため、今では思春期でも統合失調症が増えていると言われています。
また、30代に近づくほど統合失調症が増えやすいことについても、明確な理由が存在しています。
30代の場合、思春期のような気の迷いが少なくなっています。
会社の中でやるべきことが定まっていたり、結婚などをされていて今が楽しくて仕方がないという人もおられるからです。
しかし、思春期の時とは違い老化を感じる年齢でもあるため、老化に対して色々と考えてしまう人の場合、統合失調症を発症してしまう可能性が高くなるのです。
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40代も統合失調症にかかる
統合失調症は、30代だけでなく40代も発症の可能性があり、再発の可能性も高くなりやすいとされています。
ただ、世間的には統合失調症に悩まされている、40代の存在を知らない人が多い状況です。
なぜあまり知られていないのかというと、それは、再発してしまったとしても、それほど長く統合失調症に苦しめられるわけではないからです。
40代の場合、すでに結婚されていて生活が落ち着いているということもあり、体調管理がしっかりしている人が多いです。
ですが、更年期障害などにかかってしまうと、併発する形で統合失調症を再発してしまうこともあるため、40代も統合失調症にかかるという報告が多く存在します。
リスクが高い人は成人未満に目立つ
まとめとなりますが、統合失調症のリスクは若い人ほど高いという結論になります。
というのも、30代、40代とは違い子どもの頃は、人に進んで相談することができないからです。
現代の子どもの多くは、年上とあまり会話をしたことがない人もいますので、このような問題が放置されているケースも珍しくありません。
また、周りから病人だと思われるのが怖いので、症状が自然回復するのを待ってしまう子どももいます。
ですが、精神に根深い影響を与える統合失調症は、1年、もしくは2年も経過して、ようやく落ち着くレベルの病気なので、軽い気持ちで放置するのは危険です。
なので、家族にだけは統合失調症なのかもしれないことを明かしておきましょう。
統合失調症は、周りに自分を支えてくれる人がいるとわかるだけでも、ずいぶんと症状が違ってくることもあります。
なので、統合失調症は1人で抱え込まない、すぐに治るものだと判断しないことが重要です。
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