統合失調症になったらまず整えておきたい金銭管理の方法
2017/11/28
統合失調症の金銭管理と、金銭管理が甘くなってしまう原因について案内しています。
といっても、お金に関するルーズさを克服する方法が中心となっていますので、統合失調症だけでなく、健常者であっても効率的な金銭管理を学べるようになっています。
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金銭管理が甘くなってしまう原因
統合失調症の人は金銭管理が甘いとされています。
ですが、統合失調症にかかってしまった人の多くは、統合失調症にかかる以前から金銭管理が曖昧であったことを告白するケースが多いです。
また、私も統合失調症にかかっていたことがあるのでわかるのですが、それほど、金銭管理に大きな違いはありませんでした。
例えば、統合失調症にかかってからは、返済計画に乱れが出てしまったことだけは覚えています。
金額にして50万円のローンだったのですが、1年間で無理に返済しようとしたため、途中で返済が難しくなってしまったのです。
なので、統合失調症にかかってしまうと、金銭感覚がおかしくなり、大きな金額を意識して使用する、もしくは大きな金額のローンを組むのは苦手になります。
これが健常者と、統合失調症にかかっている人との大きな違いでしょう。
他にも、借金返済が難しかったとしても、ごまかしがきくという考えを持ったことがあります。
ですが、無計画に等しかったので、後になって返済が遅れてしまうことを業者に伝え、返済を待ってもらうこともありました。
なので、お金、借金のどちらに対しても曖昧な考えを持ってしまい、日常生活を悪化させてしまうのは、健常者よりも統合失調症にかかっている人だと判断できます。
ただ、私の場合は借金が大きければ大きいほど、借金返済の困難さを理解できましたし、なにより50万円以上の借金を行ったことがありません。
そのため、統合失調症にかかっている人は、借金そのものを踏み倒すといった、自暴自棄になってしまう人ではないと断言できます。
あくまでも、お金の細かい管理、そして支払い能力に問題のある人物と割り切ったほうが良いでしょう。
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金銭管理を正常にする方法
健常者と比較すると、統合失調症にかかっている人は金銭管理が曖昧になり、金銭感覚も麻痺していることがあります。
ですが、安全な社会生活を送るためには、このような問題をどこかで改善しなければなりません。
では、どのようにして正常な状態に戻すのかというと、それは、お金を電子マネーに変えることです。
今では、多くの人が実践している方法でもあるのですが、電子マネーは現金支払いではないので、お金を使用した際に履歴が残る仕組みになっています。
また、電子マネーは月に5万円というふうに、何万円までならチャージ可能なのかを、あらかじめ決めておけるようになっているのです。
そのため、無駄なお金を使ってしまう心配もありませんし、コンビニ、通販サイトでも安全なお買い物を行えるようになります。
どうしても自分では管理できない場合の対処法
お金の管理を上手く行えないという場合ですが、そのことを弁護士に伝えて、正確な対処法を案内してもらうというのも1つの手段です。
お金の管理に関しては、後見人制度などの利用も検討に入れておくと良いでしょう。
例えば、不動産(家、土地など)の管理に対して後見人制度を利用すると、自分以外の管理者を設定することができるのです。
設定後は、後見人に該当する人が管理を行うようになるため、お金を曖昧に使用してしまうリスクが激減します。
大金に関しても、同じように取り扱ってもらえるようになっていますので、自分では管理することができないと判断された際は、このような制度を利用して問題を乗り越えるようにしましょう。
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