統合失調症と上手くコミュニケーションを取るために知っておくべきこと
2017/04/08
統合失調症になると、普通の人と同じように円滑なコミュニケーションを取ることは難しくなります。
僕も統合失調症だった6年間の間に、学生時代の友達の大半と疎遠となってしまいました。
今は会社の同僚の人たちや、統合失調症でおかしくなっていた時期を知っていても、支えてくれた数少ない友達と過ごしています。
これって凄くありがたいことですよね。
統合失調症とどのようにコミュニケーションを取ればいいのか、僕の体験談を含めてまとめます。
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統合失調症によるコミュニケーション障害
統合失調症になってしまうと、人付き合いをすることに苦痛を覚えるようになります。
社会的なつながりを避けるようになってしまいます。
その結果、人間的な交流が低下するようになります。僕も一時期引きこもりになり、当時付き合っていた彼女にすら会わなくなる時期がありました。
このような症状を、統合失調症によるコミュニケーション障害と呼んでいます。
コミュニケーション障害の症状が悪化してしまうと、完全に外部とのコミュニケーションができなくなってしまうこともあります。
統合失調症によるコミュニケーション障害:対処法
統合失調症によるコミュニケーション障害はどのように対処していくのがいいのでしょうか?
コミュニケーションが非常に難しい状態は、メンタル面に大きな負担と与えてしまいます。
周りから上手くコミュニケーションをとるようにしてあげることが必要になります。
不可思議な反応をしてしまうようなこともありますが、周囲の人間はこれは本心ではなくて、
統合失調症という脳の病気のために起こっているのだと十分に理解しましょう。
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否定せずに受け入れる理解が大切
暖かく接してあげることが必要になってきます。
この際に統合失調症が言う妄想についても、否定してはいけません。
同時に患者の事を肯定してもいけません。
いずれの対処法も患者の気持ちを興奮状態にさせてしまい、統合失調症の症状を悪い方向へと導いてしまいます。
コミュニケーション障害を悪化させてしまうことになります。
普通に暖かく患者を受けいれてあげるような対処がベストといえます。
また、統合失調症の患者は上手く相手には伝えられないことの多い、大きな不安を抱えていることも多くなります。
このような場合には相手の辛さを察して、辛さを共有してあげるような対処もベストといえます。
統合失調症によるコミュニケーション障害:周囲は自分の精神状態も大事に
統合失調症の患者のコミュニケーション障害に対処していくことはしばしば大きなストレスを周囲の人間にも与えてしまいます。
患者を見放すことはできませんが、過度のストレスは周囲の人間の精神状態をむしばんでしまうことにもなります。
これでは、本末転倒になってしまいます。
周囲の人間は例えば複数の人間で患者に向き合っていくなどして、
無理の無い形でコミュニケーションを図っていくというような方法も良いやり方です。
また、コミュニケーションに困ったときには、かかりつけの医師の指示を仰ぐということも大事になります。
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