タイプを知っておこう。うつ病のどの種類に当てはまるかで変わる治療法
2017/04/08
うつ病の種類
うつ病は主に2種類に分類されています。
親和型うつ病と非特定型うつ病です。
種類によって治療の方法が変わってくるので、分類は必要になります。
2種類ともうつ病に分類される理由に共通の症状があげられます。
ここでは、2種類のうつ病の症状と対策法を紹介していきます。
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共通の症状
2種類のうつ病に共通の症状は以下のようになります。
1:やる気が起こらない
2:楽しいと感じることができない
3:笑うことができない
4:睡眠障害がある
5:朝起きるのがとてもつらい
6:体が常に重く感じるので、積極的に物事を行うことができない。
7:物事を継続して考えることができない
8:自分の存在を否定してしまう
周期的に上記のような症状がでて、心に大きな負担となってしまうことになります。
親和型うつ病の症状
親和型うつ病だけの症状は以下のようになります。
1:非常にまじめすぎて、更には誠実すぎていつも自分につかれている状態になります。
2:周囲に気を遣いすぎる傾向がある
3:仕事熱心すぎる
4:責任感が強すぎて、自分を責めてしまう
5:いつも体が大変つかれた状態にある
6:病気なので隠す必要はないのにうつ病であることを隠してしまう
7:自分ですべての責務を背負ってしまう
8:食欲不振になる
9:過食になる
これらの症状が続いてしまうと、ストレスが増大して追い詰められた生活を余儀なくされます。
体が疲れているのにもかかわらず、体を休ませることが苦手なので、疲労が解消することがなくなります。
仕事場においては能力が高いので、責任ある地位を任されることがおおいのですが、ストレスを解消できないので、どんどん疲弊してしまいます。
職場や家庭での問題点も自分でなんとかしようとするので、それも大きな負担となります。
いつも自分を責めた状態になるので、心が休まる時間を持つことができなくなります。
非特定型うつ病の症状
非特定型うつ病だけの症状は以下のようになります。
1:責任ある仕事に就くのを非常に嫌がる
2:問題点を他人のせいにすべてしてしまう
3:嫌なことをするときはそれを非常に回避しようとするが、楽しいことをやる時は普通にしていることができる
4:うつ病であることを周囲に公言してはばからない
5:気持ちの波が大きい(良い時と悪い時の差がとても大きい)
6:うつ病の発症の原因を他の人になすりつけてしまう
7:過食になる
8:過眠になる
9:体重の異常な増加がおきる
上記の症状が出ているときには、大きな苦しみを本人は感じています。
体を動かすのも嫌になることが多くなります。
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2種類のうつ病の対策法の相違
2種類のうつ病の対策法は異なったものになります。
親和型うつ病対策
・とにかく体を休める
・体を休ませることの必要性を理解する
・頑張っている自分を理解して、体に無理をさせないようにする
・うつ病になったのは全て自分の責任ではないことを理解する
・元気になったらいろいろなことができるので、しばらくの間は治療に専念する
非特定型うつ病対策
・とにかく体をリラックスさせて休ませる
・自分の目標を高く設定しないようにする
・誰でもできるような規則やルールを守って実行するようにする
・うつ病を治そうという強い信念をもつ
・危機感をもってうつ病対策にとりくむ
メンタルの部分が大事
うつ病は医学的な病気ではありますが、2種類タイプとも本人の気持ちの問題が重要になります。
本人の気持ちの変化がうつ病の回復につながります。
本人だけの力では気持ちを変えることが難しい場合には、専門のカウンセラーの助けを借りてうつ病のケアを行っていくことも良い対策法になります。
気持ちが切り替われば、回復のスピードが加速度的に速くなってきます。
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