うつ病のやっかいな症状「思い込み」を防ぐための実践方法
2017/04/08
うつ病の特徴として、些細なことでも思い込んでしまうという特徴があります。
勝手に自分の状態をマイナスの方向に決めつけてしまうのが、思い込みの特徴です。
思い込みのしやすさは、その人の性格に依存している場合も多いのです。
もともとうつ病になる人は真面目な性格の人で、物事を重く捉えてしまいがちです。
思い込みを解消するには、客観的に自分の状態をとらえていくのがよい方法になります。
客観的になることができれば、自分のイメージが事実なのか、思い込みなのかを判断することができるようになります。
周囲の状態をいつも冷静に判断することができれば、思い込みはかなり回避することができるようになります。
スポンサーリンク
何でも話せる話し相手を持とう
うつ病による思い込みが起きないようにするためには、いい意味での「話し相手」を持つことはよい方法です。
自分が心から信用できる人物に、自分のイメージが思い込みかどうか話してみれば、正しい答えが返ってくることになります。
話し相手はもちろん、かかりつけの医者であっても構いません。
うつ病による思い込みは、心に負担をかけてしまうだけのものなので、できる限り回避すべきものなんです。
意味不明のイメージで自分を消耗するのは、ナンセンスなことですよね。
気楽に自分自身を客観的にとらえて、よい話相手の会話をしていけば、思い込みはなくなってきます。
これは同時にうつ病の回復にもなっていくのです。
計画は立てない
うつ病による思い込みを回避する方法としては、普段の生活において細かいことは気にしないことが挙げられます。
毎日、絶対にこのようにしないといけないという、綿密な計画(プラン)で生活をしていくのは、誰にとってもストレスになります。
完璧にできなかった自分を気にしてしまうと、マイナスのイメージの思い込みが起きてしまうことになります。
実際に、多くの人が自分の毎日の計画(プラン)を完璧には遂行できてはいないものなんです。
計画の60-70%くらいができればいいと思って生活していけば、ストレスは感じなくなります。
このような感覚になれれば、うつ病の回復にもつながっていきます。
僕はうつ病になる前から神経質で几帳面な性格で、何事もプランを立て、その通りにならないと気が済まない性格でした。
そのようなところも、うつ病を発症しやすい性格だとお医者さんから言われてしまいました。
計画を立てないことは、最初は逆に当たり前のことだったのでストレスになるかもしれません。
しかしその縛りから解放されると、その縛りによるストレスはなくなります。
スポンサーリンク
周囲の目を気にしない
うつ病による思い込みを和らげる方法として、周囲の目を気にしないことが挙げられます。
周りから自分がどのように思われているか、見られているかを過度に気にしていると、同様にマイナスの思考におちいって、思い込みが出てしまいます。
周囲は周囲、自分は自分と思えるようになれば、思い込みを回避できるようになってきます。
あまりに人の目が気になるときは、視線恐怖症を合わせて併発している可能性があります。
あまりに周囲が気になって、動きがぎこちなくなってしまう。仕事もできなくなってしまう。赤面してしまうなどの症状が表れます。
うつ病で併発する病気としては代表的なので、合わせて知っておきましょう。
周囲を気にしないようにする。というのは言うのは簡単ですが、実践するとなるとなかなか困難です。
僕が先生に教わってしている方法を紹介します。
人の目が気になったときは、逆にその人のことを観察してみるという方法です。
相手は僕のことを見ているのかもしれません。それは、自分に意識が集中しているから気になるのであって、その意識が問題になっているのです。
その自己中心的ともいえる意識を、その人に向けてしまえば、意識は離れ「あの人化粧濃いな」という風に、自分が見られていることを忘れられます。
これはやってみると効果がすぐに出やすい方法で、本当に自分のことに意識がいかなくなるのでおすすめです。
スポンサーリンク