元うつ病患者が病院に入院していた時の生活を公開。効果はあった?
2017/04/08
うつ病の治療における入院の効果
うつ病の症状がかなり重いときは医師の判断によって、入院して治療を行うことになります。
重い症状の場合には自宅で治療を行うよりも、入院した方が早く治ることがおおくなります。
ここでは、うつ病の治療における入院の効果を紹介していきます。
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効果的な治療
入院してうつ病の治療を行うことになると、担当の医師の指示通りに治療が進められます。
さらには、専門の看護師からケアを毎日受けることも可能です。
医師の判断によって、うつ病の専門家のカウンセリングを受けることもできます。
つまり。医学的な治療、毎日のケア、メンタル部分のカウンセリングを総合的に受けることができるので、効果的な治療効果が出てきます。
自宅でうつ病の治療をすることは不可能ではありませんが、入院した場合に比べて、治療効果は弱くなってしまいます。
退院できる
うつ病で入院してしまうと、二度と退院できないと思い込んでいるかもしれませんが、治療のために入院するので、症状が回復すれば、退院することができます。
入院といっても、普通の病院に入院するので、世の中から隔離されるわけではありません。
ほかの診療科と日常は変わりません
うつ病で入院する場合には精神科に入院することになりますが、入院中の生活は医師の指示に従うとしても、ほかの診療科(内科、外科)と同じようになります。
面会謝絶の重篤な状態でなければ、家族や友人と面会をすることができます。
終日、ベッドの上で一人でいる訳ではありません。
病室が牢屋の様になっていることもありません。
生活のリズムが出来上がる
うつ病の場合には生活のリズムが乱れがちです。
入院生活を送ることによって、生活のリズムを取り戻すことができるようになります。
起床時間、就寝時間、食事の時間が定まってくれば、結果としてうつ病の症状は回復してきます。
自宅でうつ病の治療をしている場合には、なかなか生活のリズムを整えることができない場合が多くなってしまいます。
入院していれば、うつ病の治療やカンセリングを忘れてしまうこともないので、症状がぶり返してしまう心配もありません。
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栄養状態を維持できる
入院している場合には、栄養士さんが本人の状態に合わせた病院食を用意してくれるので、良い栄養状態を維持できるようになります。
栄養状態が良好であると、うつ病の治療には有効に働きます。
うつ病の場合には、過食や拒食によって、体重の大きな変化が出てしまうことがしばしばですが、入院による治療の場合にはそれは起こりにくくなります。
自分を消したい願望によるリスク回避
うつ病になると、自分の存在の意味を否定するようになることがあります。
更には、自分を消したいと思ってしまうことさえもあります。
入院治療の場合には、常に医師や看護師にケアしてもらっている状態になるので、自分を本当に消してしまうようなことは起こらなくなります。
のんびりできる
のんびりすることはうつ病の治療に効果的です。
のんびりすることが重要だと判っていても、普通に生活している場合には、人間関係などもあって、実行するのが難しくなりがちです。
入院しているときは、のんびりする環境が整うので、心身ともにリラックスできるようになります。
そのために、うつ病の症状が早く改善する場合が多いものです。
共感をもてる
うつ病の苦しみは一般の人にはなかなか分かりにくいものです。
入院している場合には、うつ病で入院している人がほかにもいることが多いので、お互いにうつ病の苦しみをはなして、共感し合うことができます。
うつ病の苦しみを共感してもらえることは、うつ病の治療にプラス効果となります。
これも入院によるメリットといえます。
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