統合失調症とうつ病ですが、何か?

統合失調症とうつ病を併発して、5年がかりで克服し完治させたアラサー男の記録をまとめます。前職は営業職で病みまくり、今はストレスの少ない仕事で社会復帰を果たしています。

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うつ病の彼氏と別れるか付き合い続けるかのボーダーライン

      2017/04/08

自分に無理をさせない

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愛する彼氏を、うつ病の問題により別れを考えるようになるのは、気持ち的に辛いものです。

辛いからこそ、うつ病の彼氏を自分の愛で支えてあげたいと思うかもしれません。

そう考えるのは立派で、間違った考えではありません。

しかし、よほどの決意が無いとそれはできないのではないかと思います。

 

じっさい、僕がうつ病を発症したとき、彼女とは別れてしまいました。

もちろんうつ病なんかを発症する自分が悪いのですが、その重荷を背負わせるには、彼女には酷だったと思います。

当時は、「病気になった途端に捨てるなんて、最悪で心の冷たい女だったんだ!」と、彼女を恨んだこともあります。

しかし治ってから振り返ってみると、あの時彼女は早めに決断して、僕から離れてもらってよかったと思っています。

うつ病とあわせて統合失調症も併発していたので、治るまでに5年かかりましたからね。

今回は、自分がうつ病になってしまった経験をもとに、うつ病の彼氏をもつ女性に対してのアドバイスを記載します。

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彼女の存在が重荷になる

うつ病の場合は、自分の本心とは別にやる気が出なくなってしまいます。

さらには、周囲からの励ましは、うつ病には逆効果になってしまいます。

彼女の存在さえも、彼氏にとっては大きな重荷になってしまうことがあります。

彼女が献身的に尽くしてくれていても、

「自分は何もしてあげられないのに・・・申し訳ない」

「こんな自分は捨てて、早く別の男と付き合えばいいのに」

と、こんなことをうつ病中は思ってしまいます。

 

うつ病の行動はストレスになる

彼女からすると、うつ病の彼氏と付き合い続けるのはストレスの多いものになるでしょう。

食欲がないからと、何とか食べてもらえるように好物を作っても、一口も食べてくれない。

少し会話をしようとすると、「お前は毎日楽しそうでいいよな」と、泣きながら言われたり。

自分は疲れ果てても仕事を頑張っているのに、彼氏はゲームばかりしていたり。

(うつ病がするゲームに関しては、甘えで本当はうつ病でない場合もあります。

しかし本当にうつ病の場合は、何とか今の自分ができることをしようと、ゲームだけでもと思い頑張ってする、いわば治療のようなものです)

そんな彼氏を見て、段々と愛情が覚めてしまう場合がほとんどです。

 

しばらく距離を置いてみる

結婚もしていない、家族でもない彼女という存在は、問題があればその場で出ていくことができます。

それが恋愛であり、彼女をそこまで追い込んでしまうのは、やはり彼氏が悪いとしか言えません。

距離を置いている間に、彼氏にはじっくりと落ち着いてうつ病を治してもらうのがいいのです。

距離を置いたからといって、愛情が冷めてしまうわけではありません。

自分自身も彼氏も、お互いに向き合う時間と気持ちの余裕ができます。

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同棲している場合

同棲している場合は、彼の家族に病気のことを話すのがまず始めです。

一緒に住んでいるのは自分なのだから、わたしが何とかしてあげなくちゃ!と張り切るのは、生活の破たんを招きます。

できれば彼氏には実家に帰ってもらう。

あるいは、今住んでいる場所に彼の母親だけでもきてもらうなどの、人の援助が望ましいです。

彼の家族の援助が期待できないときは、部屋を分けて、生活スペースを24時間共有しないようにしましょう。

うつ病は移りやすく、とくに恋人の関係間では境界線があいまいなため、非常に移りやすいです。

 

別れを選択するのはあり

うつ病の治療に専念できる環境で、きちんと治療を行うことができれば、1年以内に70%の人は完治するまでに回復できます。

また、年齢が若いと比較的回復は早いです。

期間を決めて、1年なら彼氏について行こう。と期間を決めるのもいいかもしれません。

うつ病になっていた僕だからいうことですが、無理をして若い貴重な時間を、彼氏のために使ってしまうのは僕ならやめたほうがいいと言います。

 

うつ病は再発率が非常に高く、5年以内に半分の人が再発するというデータがあります。

うつ病は精神的な病なので、一度治っても、今後ずっと気を付けて、とくに気持ちに負荷を与えることは避けなければいけません。

ぶっちゃけ、僕自身、このストレス社会を生き抜いていくのは大変だと感じています。

もしまだ間に合うなら、彼氏と別れるという決断も、僕的にはありだと思います。後悔のない選択ができるといいですね。


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