女性が統合失調症を発症するタイミングは環境や年齢に関係する可能性がある
2017/12/24
統合失調症にかかる女性をクローズアップして案内しています。
どのような環境、タイミングにかかりやすいのかを案内していますので、どのように注意すると、統合失調症にかかるリスクが引き下がるのか、そのことも学べるような内容でまとまっています。
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12歳から29歳にかけて発症しやすい
統合失調症にかかる女性の大半は、年齢にして12歳から29歳にまとまっているとされています。
統計データを確認するとわかりやすいのですが、約7割の女性患者は、12歳から25歳にまとまっている状況です。
25歳から29歳にかけて、段々と発症リスクが下がっていくという状況になっているのですが、年齢ごとの発症タイミングも、今では大まかに定まっているという状況になっています。
例えば、12歳から20歳までは本人が意識していない状態で、統合失調症にかかっている女性が多い状況です。
そのため、12歳から20歳にかけては、統合失調症にかかっているという感覚よりも、むしろ鬱に悩まされることが多いという状況なのです。
また、このような症状は自然に治ると思い込まれているようで、そのため、発症タイミングを多くしてしまうケースが目立ちます。
21歳から25歳にかけてですが、発症タイミングは学校内だけでなく、社会そのもので起きてしまうことが多くなります。
社会人として、社会で働いている年頃でもあるので、会社内の雰囲気の影響で統合失調症を患ってしまったり、元々ストレスが溜まりやすい性分なのに、その性分を改善しなかったために統合失調症にかかってしまう女性もいます。
ここで重要なのは、どちらも発症タイミングがなんとなくわかっているのに、病気そのものを放置していることにあります。
統合失調症の初期症状は、投薬治療で緩和できることもありますし、また、それほど副作用の厳しい投薬を行うわけではないので、そのことを理解して投薬治療から症状の緩和を目指すことが、発症タイミングを遅らせる、もしくは完治に近づける方法と言えるでしょう。
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30代以降は再発リスクのみ高い
統計データを確認すると、30代の患者数は20代の時の半分ほどしかいません。
そして、30代後半になるとさらに半数に減るという状況です。
数値で比較すると、30代未満であれば全体の患者数の約7割ほど、30代だけでまとめると約2割ほどという状況になっています。
発症タイミングについても、ほとんどの女性で統合失調症を患っていることがわかるといった、自覚症状が強く出るケースとなっています。
なぜ、自覚症状を伴う形で統合失調症を理解できるのかというと、過去に統合失調症にかかっている人が多いからです。
そのため、前向きに統合失調症の予防、もしくは再発後も素早く治療を行っている人が多いため、それほど大きな症状に悩まされている女性がいません。
50代を超えると安定の一途をたどる
50代以降の統合失調症のリスクについてですが、全体の約1割も統合失調症にかかっている人がいないという状況です。
というのも、発症タイミングがまったく存在しないからです。
40代の場合、発症タイミングは更年期障害に悩まされている時期と定まっているのですが、50代の場合、その更年期障害の治療を終えているか、ストレスの大元になるものがありません。
40代の女性が統合失調症を患ってしまうケースでは、子育て、住宅ローンの返済といった大きな問題が発生するからです。
生活苦もあり精神が不安定になるので、あらゆることに対して嫌気を感じるといった、特殊な統合失調症を患ってしまうことがあります。
しかし、50代になると生活が安定するようになる、子育てで苦労することが減り、1人の女性として自由な時間を友達と共有できるようになり、いつの間にか統合失調症が緩和するという事例が多いのです。
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