似ている統合失調症と精神分裂病の違いって?
2017/12/02
統合失調症と精神分裂病の違いを案内しています。
今では、あまり分別されることがなくなった理由も案内しているので、統合失調症と精神分裂病の違いだけでなく、現在の扱いについても気になっている人は、記事を参考にして統合失調症などを学んでいってください。
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統合失調症は体、心に起因する問題
そもそも体、心によって病気の扱いが違ってくるという仕組みが存在します。
なので、体の病気についてはそのまま固有の名称が存在するのに対して、精神の病気については、大まかな名称によって一括りされる傾向にあります。
例えば、風邪などをひいた際は風邪というだけで、医師だけでなく、一般人にも伝わるようになっています。
ですが、精神の病気に関してはストレスが影響しているのか、それとも、周りの環境によって起きている病気なのか、もしくは遺伝的な問題を抱えているため、ストレスが溜まりやすいのかという違いが存在します。
先ほどの風邪であれば、万人が似通った症状、そして治療法によって治療できるため、風邪は風邪というまとめ方がされているわけです。
つまり、統合失調症についても同じような立ち位置にあると捉えて問題ありません。
統合失調症の場合、主に体の問題が元になって病気を発症してしまいます。
そして、精神にも影響を与えるとされているので、主に精神にだけ影響を与える精神分裂病とは別物だと判断できるわけです。
精神分裂病は心に起因する問題
前述の通りとなりますが、精神分裂病は精神が元になって発症するという特徴があります。
例えば、人格を使い分けるという表現が、精神分裂病の特徴として良く出てきます。
そのため、精神分裂病に悩まされている人の多くは、人付き合いで困っている人が多く、好きな人、嫌いな人に対しての付き合いが変貌しやすいという特徴があるのです。
このような特徴があるので、精神に蓋をしている人のほうが、統合失調症より、精神分裂病にかかりやすいと言われています。
他にも、統合失調症と精神分裂病には違いが存在します。
統合失調症は周りに悪影響を及ぼすことが少ない、もしくは抑制することが可能なのに対して、精神分裂病は幼稚化といった、周りの人との関係に大きな悪影響を及ぼすものが多いです。
精神分裂病の場合、今自分が何をしているのかもわからなくなり、混乱が長く続くと意識を元に戻すことができなくなってしまうのです。
このような違いもあるので、今では、統合失調症と精神分裂病の違いを正確に知っている人も増えてきました。
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精神分裂病の扱いは統合失調症にかなり近い
インターネットの情報サイトを見ていると、統合失調症と精神分裂病が分別されていないこともあります。
ですが、これは誤った情報ではないので注意してください。
というのも、精神分裂病は発症すると同時に、人付き合いそのものに混乱をきたすわけではないからです。
例えば、要観察、要治療と言われるような、比較的軽微な問題を抱えているだけの人もいるのです。
というのも、精神分裂病にかかっていても、今では投薬治療を行える時代となっていますので、過去の症状、治療方法と比較しても、それほど大きな問題にならない病気と判断できるからです。
そのため、初期症状などが統合失調症と似ているという理由で、あまり精神分裂病について厳しい意見が出ることも少なくなりました。
補足となりますが、精神分裂病の初期症状のほとんどは記憶と関係しています。
つい最近行った出来事を忘れてしまったり、もしくは、大事な用事を忘れてしまうといった、記憶が呆けていくような感覚に襲われるのです。
そのため、記憶に影響を与える統合失調症に近いと言われています。
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