結婚生活3年で5回の離婚危機にあった統合失調症の夫の言い分
2018/01/11
統合失調症の夫が、5回の離婚危機にさらされた事実を淡々と告白していきます。
統合失調症にかかってしまうと、周りの人との関係がどのようになってしまうのか、どのように対処しないといけないのか、このようなことが気になっている方は良ければ参考にしてください。
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統合失調症であることがバレた
どんな人でも持病の1つや2つは持っているとされています。
私の場合、統合失調症を持っていたので、結婚後もハラハラしながら生活していた時期が存在します。
実際に、ハラハラしながら生活しているのを何度も妻に見られていたので、結婚してから間もなく統合失調症についても知られるようになりました。
この時に初めて、妻との関係が悪化しただけでなく、離婚についても検討していることを告げられました。
妻は統合失調症のことを気遣って言っているのではなく、妻として相談してもらえなかったことが嫌だったそうです。
確かに、このような状況に陥ってしまうようであれば、早い段階で相談してもらいたいという気持ちもわかります。
離婚という結果にはなりませんでしたが、相手のことをもっと理解していれば、また頼りにしていれば、このような問題を無難に回避できたように思います。
将来に不安を感じることが多くなった
実は、統合失調症ということで仕事に関しても、かなり危機的状況に立たされることがありました。
これは1度や2度の話ではありません。
私はサラリーマンとして生計を立てているので、最初は、統合失調症というだけで仕事を辞めないといけなくなるなんて考えてもいませんでした。
ですが、嬉しいことでもあり、悲しいことでもあることが起きてしまいます。
それは、仕事の能力を評価されるようになり、役職が上がってしまったという問題です。
最初は妻もこのことを喜んでくれました。
ですが、役職が上がってから段々と周りの評価が厳しくなり、仕事そのものに嫌気が差すこともあったのです。
その時はかなり家庭内が苦しくなりましたし、子どもを育てていくことを考慮に入れると、本当に食べていけるのかという気持ちになりました。
この時も離婚の話が出てきたのですが、仕事に慣れてきたこともあり、将来に対して陰りがあるようなことを口走らなかったため、妻との関係を修復することができたのです。
統合失調症が、仕事にこれほどの影響を及ぼすとは考えていなかったので、この時をキッカケにして、統合失調症を抑えてくれる精神安定剤など、治療に関する情報、取り組みについても良く学ぶようになりました。
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相手のことを思って離婚しようと思った
離婚に関してですが、すべて妻のほうから離婚の申し出があったわけではありません。
最近でも、実は離婚話が出たことはありますが、その際に離婚話を勧めたのは、夫である自分のほうだったりします。
妻のことが嫌いになったのではなく、統合失調症により精神が不安定な状況になっていたため、とうとうこのようなことを口走ってしまうようになりました。
薬などで治療を行っているのに、人との付き合いを毛嫌いしてしまったり、将来に不安を抱えてしまい脱力感が生まれることも多かったため、もうなにをしても無駄なのではないかと思ってしまったのです。
しかし、この辺りから状況が一変するようになり、自分は数回の離婚危機を脱するだけでなく、統合失調症そのもののリスクから脱することができました。
というのも、何年も苦しんでいるのを見ている妻、そして社内の同僚などにも働きが認められ、統合失調症に対する理解が高まっていったのです。
離婚危機にも言えることですが、素直に周りに話して、統合失調症に向き合うだけでも、夫としてかなり心が軽くなりますし、実際に統合失調症の症状についても抑えられる状況となりました。
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