統合失調症は顔つきで分かる?症状の進行具合と顔つきの変化について
2017/04/08
統合失調症に特有の顔つきというのはあるのか?
統合失調症には、特有の顔つきというものはありません。
見た目に異常は現れず、パッと見は分からないので顔つきによってあの人は統合失調症であると認識(判断)することはできません。
しかし、顔つきには個人差があるとしても、統合失調症の患者の場合には普通の人とは違った顔つきをしている場合が多くなってきます。
顔の造形というよりは、発症前と比べて表情が一変するんですね。
今回は統合失調症になると変わってしまう顔つきの変化についてまとめます。
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顔つきの変化
少し前までは明るくて笑顔が絶えない人だったのに、最近は目が座っていて怖い顔をしている。
統合失調症になると、おかしな言葉が聞こえ妄想が見えるので、顔つきは自然と怖くなってしまいます。
なので、周囲からはなんとなく、統合失調症なのではないかと思われてしまう場合があります。
逆に、顔つきの変化が周囲からみて統合失調症の発病を考えるきっかけとなります。
統合失調症の治療は早期スタートが重要ですので、顔つきから統合失調調の可能性を考えてみるのは有効な部分でもあります。
しかし顔つきだけ、統合失調症かどうか判断することは不可能ですので、医師による適切な診断が必要になります。
統合失調症の患者によくみられる顔つきの傾向というのはどのようなものなのでしょうか?
統合失調症に特有の顔つき:うつろな顔つき
統合失調症に多くみられる顔つきの一つに、うつろな顔つきがあります。
個人によるばらつきはあるのですが、統合失調症に特有のうつろな顔つきがあります。
何かに常におびえているようなそして、大きなストレスを抱えているようなうつろな顔つきを示すことが多くなります。
幻聴や妄想がそのような顔にしてしまうこともあります。
統合失調症の症状が回復していけば、うつろな顔つきはなくなり、一般の人のような朗らかな顔つきが蘇ってきます。
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何もないところを怖い顔で見つめる
統合失調症がピークで酷かったころ、とにかく何もない壁なのに、そこに人がいて誰かが監視しているような気になり、壁ばかり見ていたことがあります。
普通の人にはもちろん何も見えないので、そんな幽霊でも見ているかのような僕の顔つきは異様だったでしょうね。
授業も聞かずに、ただ横をむいて壁ばかり見てるんですから。
そのころはたっぷり睡眠を取ることもできなかったので、目の下はクマだらけ。
カミソリも襲われるようで怖かったのでひげをそれず、ひげの熊さんみたいになっていました。
元気なころと比べると、別人のように見えたでしょうね。
髪の毛に特徴がみられる
統合失調症の症状にもよりますが、髪の毛に執着をする症状を発生する人もいます。
この場合は、髪の毛をぶちぶちとちぎるので、10円はげのように髪の毛がまだらに剥げているようになります。
また、どんなに髪がのびても不潔でも絶対に切らない。
無理に切ろうとすれば、まるで髪の毛に神経が通っているかのように痛がったりという素振りを見せます。
女性なのに髪の毛にまったく気をつかってない、髪の毛がふさふさだったのに、ハゲが目立つようになっている。
こんな人は、統合失調症を発症している可能性があります。
統合失調症に特有の顔つきを解消するために
統合失調症になってしまうと、図らずも一般の人とは違った顔つきになってしまうことが多くなります。
このような顔つきの場合には、一般の人が何らかの異変を察知して、コミュニケーションをとることを避けようとすることが多くなります。
統合失調症にたいして、このような態度をとってしまうと、症状が大きく悪い方向に行ってしまうことが多くなります。
統合失調症が治れば、元の表情に戻ることができるようになります。
一般の通りすがりの場合には難しいかもしれませんが、家族や知人の場合には統合失調症の患者にたいして、暖かい対応で接してあげることがとても重要です。
そのような対応は顔つきを普通の状態にもどすことに大きな役割を持ってくることが多くなります。
そして、それは早期での社会復帰を可能にしてくれることにもなります。
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