うつ病は症状が違うと対応が違う。正しい対応法で早期に治療しよう
2017/04/08
うつ病は心の病である
うつ病の症状の特徴に、心の苦しみがあります。
心の苦しみの症状がでてしまうと、大きな焦りと不安にいつも襲われるようになります。
言い知れない、困惑した気持ちをいつも抱えることにもなります。
この常につきまとう不安の感情は、一度なってみないと周りはなかなか理解できない症状です。
うつ病が感じている心の苦しみ対する対応の方法は、以下のようになります。
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うつ病の不安な気持ちへの対応
1:話を十分に聞いてあげる、心の苦しみに対して共感する。
2:本人が言っている内容よりも、本人の感情を理解するようにする。
3:本人に対して暖かく接する、同時に言動や行動に対して動揺しない。
4:本人対して、自分は味方であるから心配はいらないというように対応する。
5:病気の部分は指摘しない、本人が健常な部分を指摘するようにする。
6:本人の回復のペースに合わせて伴走する気持ちをもつようにする。
7:本人たいしては、自分の感情をあらわにすることなく冷静に対応する。
うつ病の方への禁句
うつ病の症状には、大きな緊張と焦りがあります。
このようなときには、うつ病の方に言ってはいけない言葉があります。
これを言われると本人はリラックスするどころか大きなストレスを感じてしまうので、うつ病の症状が悪化してしまうことになります。
1:休みをとることを勧める
2:励ます
言葉だけでなく、そのような対応も禁句になります。
本人をどんどん追い詰めてしまうことになります。
逆に、本人を責めるような発言も禁句になります。
本人は本心ではなく、病気のためにうつ病の症状がでているので、それを責めるのは意味がありません。
休ませてあげること
うつ病の症状には大きな疲労感というものがあります。
このような時には、本人対しては休ませてあげることが一番良い対応法になるのですが、本人はそれを理解していても病気のために心から休むことができません。
無理にではなく、自然な形で休みを取らせることが必要です。
本人の症状には波がありますので、気分の良い時だけで最初は良いかもしれませんが、外出して気分転換をするのもOKです。
また、軽い娯楽を楽しむのでもOKです。
本人の気持ちと体の状態に合わせて、サポート役として休ませてあげるようにすることが最良の対応になります。
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入院しているとき
うつ病の症状が重くて入院している場合には、定期的に病院に行くようにしましょう。
医師や看護師の方のアドバイスに従いながら、本人を孤独にしないようにすることが大事です。
適度な接し方をすることが重要です。
お見舞いの回数は多くても少なくてもいけません。
本人の状態に合わせた対応が必要になります。
本人が会いたくないと言っているときには無理に会わなくてもOKです。
お見舞いの品だけを看護師さんに渡しておくだけの対応でもいいのです。
誰も悪くない
うつ病の本人もそしてそれを見守る家族も、本人がうつ病になってしまったのは、互いに自分のせいだと思い込んで自分で自分を責めてしまうことがあります。
うつ病の原因は医学的に解明されていないので、うつ病の原因を考える対応は意味がありません。
誰も悪くないので、まずは本人と家族が助け合って、うつ病を治して行こうという気持ちになることが重要です。
信頼関係
うつ病の本人に対しては、周囲は信頼関係を構築できると良いでしょう。
本人は、いつも不安な気持ちでいます。
それが高じて被害妄想が出てしまうこともあります。
本人にとって、信頼できる存在になれるような対応を心がけていくと良いでしょう。
本人の病気に寄り添って、いつでも助けてあげられる存在でいたいと心から願っていることを言動と態度で日頃から示していくことが良いでしょう。
それには本人を愛する気持ちといたわる気持ちを持つことが重要です。
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