うつ病だと判定される病院での診断基準とは?間違いやすい病気
2017/04/08
うつ病の診断基準
うつ病の診断基準は、国のガイドラインに基づいて設定されています。
一般的には、アメリカ精神医学会の診断基準に基づいた、DSM-IVという指標を使用します。
これは世界の10か国以上で使用されているうつ病の診断基準方法で、有名な精神科医のJohn Rush先生によって考案されました。
今回は、うつ病の診断基準について。
また、最近使用されている、最先端のうつ病発見技術をご紹介します。
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うつ病と類似の病気
うつ病と類似の症状をもつ病気には、統合失調症、パーキンソン病、認知症などがあります。
症状が似通っていますが、治療法は異なります。
そのため、誤診をされると厄介で、効果のない治療をしてしまう場合があります。
例えば、統合失調症は妄想が見えると言った症状が特徴的ですが、そのような症状が表れない場合があります。
そうなると、やる気の低下がうつ病のように見えて、それであやまって誤診が下される場合があります。
昨今ではCT検査による大脳検査や、血液検査で9割の確率で病気を特定することができるようになってきました。
そのため、うつ病と正しく診断するためには問診ばかりではなく、このような数値として表れる検査を用いることが正しい診断を下すポイントとなります。
うつ病の新しいマーカー
うつ病の診断は客観的に行われる問診と、脳を調べる装置(光トポグラフィー)によって行われるのが通例でした。
この装置は、日本国内に10台が準備されています。
脳の血流の状態を可視化することによって、うつ病の診断を行うことが可能になります。
血流をモニターしながら、一般的な課題に対して回答し、うつ病かどうかの診断を行うので、大きな苦痛を感じることはありません。
光トポグラフィーでは、確実にうつ病の診断を下せるのですが、大型でしかも高額であるので、一部の大きな病院でないと診断を行えないというデメリットがありました。
しかし、最近ではエタノールアミンリン酸(EAP)の血中濃度を調べることによって、うつ病の診断がこれまでよりも簡便にできるようになりました。
わざわざ遠くの病院に行かなくても、高額な検査費用を払わなくてもうつ病の診断を行えるようになり便利になりました。
誰でもが近隣の病院でうつ病の診断を出来るようになったので、うつ病の悪化を防ぐこととうつ病の再発率を下げることが可能になりました。
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うつ病をチェックしてみよう
簡易的なうつ病チェックは、このサイトでも紹介しています。
DSM-IVに基づいて制作してあるので、ある程度の精度は発揮されます。
3分で、もちろん無料で簡単にできるので、病院へ行く前に一度チェックしてみましょう。
3分でできる!統合失調症チェック~軽傷から重度まで~ |
セカンドオピニオンも重要
うつ病の場合には大きな不安に悩まされることになります。
更には、大きな焦燥感に悩まされることにもなります。
自分の病状については、忌憚なく担当の先生に疑問点を聞くことが良い方法になります。
また、先生の診断結果について、残念ながら納得・理解できない場合には別の病院でセカンドオピニオンを得るのも良い方法に成ります。
自分に安心感を与えることが、うつ病のケアには重要なので、不安や疑問に思ったら様々な角度から納得いくまで診断をしてもらうことも必要です。
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