うつ病で記憶が飛ぶ症状がひどかった時期の原因について
2018/11/04
うつ病には様々な症状があり、人によって異なることが多いです。
うつ病歴がある私は、以前記憶が飛ぶ症状に悩まされた時期があります。
よって、ここでは、私の経験談より、そのように記憶が飛ぶことについてご紹介します。
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どんな状態か
まず、うつ病で記憶が飛ぶとはどういうことなのかを説明します。
これは簡単に言えば、記憶喪失です。
と言っても、私の場合は自分の名前や一般常識など生きていく上で重要なことを忘れることはありませんでした。
具体的に忘れることは、仕事のスケジュール、友達との約束、今朝の出来事などがあげられます。
要するに、何かの一部だけがすっぽり記憶が飛ぶということでした。
他者から見ればこれらは些細なことかもしれません。
確かに、私も最初はよくあるただの物忘れとしか考えていませんでした。
ただ疲れているだけとの自己判断をしていたのです。
しかし、毎日その頻度が多くなると同時に無気力状態、不眠などの症状が併発してくるようになるとさすがに生活に支障が生じてきました。
「もしかしてうつ病?」という思いと共に自己嫌悪をするようになり、仕事でも記憶がないことによりミスを繰り返す毎日。
そして、実際はうつ病によるものだったのです。
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原因は?
原因は仕事でした。
当時の私は、20代ということもあって体力もあり、毎日朝早くから夜遅くまで仕事一筋で働き、休日もよく返上していたのです。
仕事に対する責任感も強く、ほとんど妥協は許さない仕事ぶりでした。
休日は寝るだけ、平日は睡眠時間をほとんどとらない毎日でもあったのです。
それで心に大きなストレスがたまっていき、うつ病の原因になったのだと思われます。
今考えると、がんばりすぎだったのでしょうね。
しかも、少しずつ記憶が飛ぶというサインが出ていたのに、それを放置してハードワークを続けた結果、さらなる症状の悪化を招いてしまったわけです。
こうなると、責任を感じた私は仕事を辞めました。
会社は休職でよいと言ってくれたのですが、そこで甘えたくなかったのです。
その後
原因である仕事を辞めたからといって、記憶が飛ぶことはすぐにはよくならず、うつ病の状態もあまりよいとは言えませんでした。
つまり、仕事を辞めたことが新たにストレスになっていたのかもしれません。
そのため、物事を忘れないようにメモ帳を携帯すると同時に、しっかり休養して心を落ち着かせることに努めました。
その成果あって、1年ぐらい経った頃はほとんど記憶が飛ぶということはなくなりました。
幸いにも私の場合、記憶障害の程度がそこまで深刻ではなかったのがよかったかもしれません。
ただ、他のうつ病の症状の再発を経験しているので、またならないように注意はしています。
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