統合失調症とうつ病ですが、何か?

統合失調症とうつ病を併発して、5年がかりで克服し完治させたアラサー男の記録をまとめます。前職は営業職で病みまくり、今はストレスの少ない仕事で社会復帰を果たしています。

*

統合失調症は本当に治るのか?その見込みと治るときの環境

      2017/04/08

sea-1119120_960_720

脳の病気である統合失調症の発症率は人口の1%と言われています。

しかも、統合失調症はうつ病のように必ずしもストレスなどの精神疾患から引き起こるものではなく、健康な人でもある日突然起こることもある病気です。

誰もが発症の可能性をもった病気と言えます。

統合失調症とは治る病気なのか?どのくらいで治るのかなどをまとめます。

スポンサーリンク

統合失調症は治るのか?

統合失調症で入院すると、隔離された生活を余儀なくされるのではないかと思っている人もいるのではないでしょうか。

しかし、そのイメージは間違っています。

現在は隔離することは治療の改善にはつながらず、逆に症状を悪化させる要因になるとされています。

統合失調症は完治という意味では治るとはいえませんが、発症前の状態に戻す、寛解させることができるものです。

 

実際に統合失調症を発症した方の半分以上の方が寛解することができるようになっています。

症状が回復して、寛解できれば、仕事に復帰できるようにもなります。

これまで通りの生活をおくれるようにもなるのです。

統合失調症は医学的に治るのかと言われたら、完治させることは医学的に、現状では不可能です。、

しかし、一般の方の様に普通に生活できるようになるという意味では治る(寛解)ものであると言えます。

 

統合失調症は早期発見・早期治療が大事

統合失調症の厄介なところに、発症の初期段階ではなかなかその症状を見つけることができない点にあります。

さらには、症状が明らかになる頃になると、自分の意識が薄れてきてしまうことも多いので自分で統合失調症であることを自覚できなくなってしまうのです。

統合失調症の治療においては、出来る限り早く状態が悪化しない前に医学的な治療をすることが重要です。

 

速やかに苦痛なく治るためには、この部分がとても重要になります。

初期の症状の場合には自分でも自覚できますし、簡単に統合失調症であるかどうかを簡単なテストで調べることができます。

詳しくは以下のページをご覧ください。

3分でできる!統合失調症チェック~軽傷から重度まで~

 

上記のページでチェックしてみて、統合失調症の可能性があれば、病院で検査してもらうことが重要です。

(全ての場合において、統合失調症であるという診断が下されるわけではありませんので、過度に心配する必要はありません。

かりに統合失調症だとしても「治る」ものなのですのでそれについても心配は無用といえます)

また、症状が酷くなってきた場合は、本人というよりも周囲の人が本人の状態をチェックしてあげて、

統合失調症の可能性がある場合には、診断を進めてあげることが良い方法になります。

 

多くの場合において、本人は自分の状態を認識できない、あるいは病院へ行くことを嫌がることがあります。

こんな場合には、周囲がやさしく不安を取り除くような形で受信を進めていくのがベターです。

じっさいに統合失調症の本を見せて、「今のあなたにはこの本と同じ症状が出ている」

「このページのこの文章、当てはまっていると思わない?」と、家族の戯言ではない、きちんとした形を示しながら優しく説得してみましょう。

統合失調症は「治る」のだから心配しなくても大丈夫というようなかたちで、不安とストレスを軽減する様な形での説得はとても良い方法です。

スポンサーリンク

統合失調症の治療には環境が大事

統合失調症は「治る」ものだということは間違いありません。

といっても、治るまでの時間経過は人によって大きく異なってきます。

統合失調症は完治に時間がかかるとされており、それは本人や周りに病気という意識がないケースが多いためです。

「うちの息子は何年も引きこもっている」「友達が被害妄想ばかり話していて、以前とは別人のような性格になっている」

など、統合失調症を発症しているのに関わらず、それが病気だと気が付いてさえいないのです。

 

統合失調症はその人の性格だと思われやすいので、たくさんの人に統合失調症という病気がどんなものなのかを知っていてほしいのが願いです。

そのため、治るまでの時間経過を決めている大きな因子として、環境が挙げられます。

良い環境にいる場合には、同じような症状であっても、短時間で寛解しますが、悪い環境ですと、非常に長い時間が寛解に必要になります。

 

では、どのような環境が良い環境下というと本人のストレスを不安が解消できる環境ということになります。

ストレスのない環境とはどのようなものなんでしょうか?

たとえば、

1:趣味や会話などで楽しい時間をいつも過ごすことができる

2:なにかに追い詰められるような要素が無い

であると、ストレスと不安を感じにくくなります。

 

本人というよりも、周囲が統合失調症の事をよく理解して上記のような環境を演出してあげることができれば、寛解までのスピードがアップしてきます。

統合失調症は多くの場合において治るものです。

そして、治るまでの時間経過には、医学の方法と患者さんを取り巻く環境がとても重要な要素になってきます。


スポンサーリンク

 - 統合失調症の治療 , , , , ,

  関連記事