統合失調症とうつ病ですが、何か?

統合失調症とうつ病を併発して、5年がかりで克服し完治させたアラサー男の記録をまとめます。前職は営業職で病みまくり、今はストレスの少ない仕事で社会復帰を果たしています。

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統合失調症は障害者手帳を貰える?等級と貰える金額をズバリ

      2017/05/16

統合失調症と福祉と国

現在、日本では厚生労働省が社会復帰支援として、精神障害の一部は、様々な支援を行っています。

一番大きなのは、様々な就労支援と税金の減免などですね。統合失調症とうつ病、認知障害、知的障害や発達障害などは障害基礎年金受給対象となっています。

またこうした国からの支援の前提となるのは、「通院期間」であり、症状の状態ではありません。

 

また幼少期や思春期などの、親の養育義務がある年齢では適用されないことは留意が必要です。

こうした支援は、あくまでも社会復帰する必要がある成人向けの支援であるということです。それが障害者福祉の現実です。

また実感として、税金の減免では統合失調症で治療に必要な休息や、離職や退職の理由とすることがあるので、税金支払いに関しては「妥当な理由」として、申請が受理されやすいといった以外は、特に通常の減免処置と大差は無いのでこれも要注意でしょう。

 

また、自分が障害者手帳を持ったとしても、国から何かの支援金が直接自分の口座に振り込まれるとはありませんので、ここはよく考えて障害者手帳を所得するようにしましょう。

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統合失調症の障害者等級について

統合失調症は、厚労省が認める障害者に該当するため、等級が設定されています。

地方自治体の福祉、税金などの減免、免除の根拠となるものでもあります。

 

1:1等級

神経系統の機能、または精神に著しい障害を残し「看護を要するもの」として、具体的には入院治療など、専門医指導の特別看護などが必要な場合です。

 

2:2等級

1等級ほどではありませんが、週に定期的に隔日か毎日でも、通院し、自宅で安静に休息し、治療を継続して続ける必要がある場合です。

この場合でも、就職可能の状態では、この等級認知は難しいといえます。

 

3:3等級

1,2等級よりも軽度というより、再発の可能性が高く、就労には継続して勤務ができない状態の場合です。

通院はしていても、頻繁かどうかよりも専門医の判断によるものが多いです。

一応、税金などの明確な減免処置対象となるのは、3等級までが多いです。

4等級は身体紹介者、5等級は就職支援に関係し、後遺症などもここに該当する場合があります。

 

統合失調症と障害者手帳

障害者手帳は、性悪には「精神障がい者福祉保険手帳」と呼びます。

判定する公的な機関は、精神保健福祉センターや精神医療センターなどで、現在は各都道府県の自治体では、指定医療機関が交付申請を代行していることが多いです。

 

自分で申請する場合は、市町村のいわゆる地元の役所の窓口で、「障害福祉課」などの名称で窓口があります。

所定の申請用紙があるので、記入し指定書類を提出し、受理されたら障害者手帳を交付されます。

必要書類は診断書が必要で、既に年金受給者なら特別障害給付金受給資格者証などのコピー(実質上の障害者年金精度)が必要です。

手帳の有効期限は2年で、更新の度に診断書の提出は必須となります。

 

障害者手帳はどの様に活用するのか?

障害者手帳を保有する意味は、数々の免除を受けられることです。

所得税では障害者控除、小学預金の利子に対する課税免除や、相続税の優遇処置、住民税はその世帯が控除の対象になるということですね。

 

統合失調症の場合、自動車保険でいわゆる任意保険加入は、ほぼ出来ないので、本人以外が家族で使用している自動車の自動車税は減免される場合があります。

また自治体次第ですが、市営バスや公共交通機関は割引や無料になるケースも有るようですが、これには等級次第のところがあります。

 

高齢者以外で、実際に就労出来る年齢である限りは、こうした免除や減免がある代わり、何かの支援金や補助金、給付金があるわけではありせん。

障害者手帳のメリットは、「働けないので、行政サービスや税金の免除などで費用負担の軽減を図る」のが大きな目的です。

具体的な福祉サービスは、医療機関と民間の方が大きな役割を果たしています。

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就職活動と障害者手帳

障害者手帳を手にできると、通院や税金では免除で家計は助かりますが、同時に困ったことも多いでしょう。

自動車では、免許所得に虚偽申告は出来ませんから、どこかで「自分は精神障害者である」ことを申し出なければなりません。

等級によって所得出来るかは、微妙な問題になります。まず免許を持っても、任意保険加入は約款で不可能なケースがほとんどですから、それは覚悟する必要があります。

 

それと就職ですが、当然所得税などの減免を受けるには、場合によって会社に申し出る必要が出てくるかもしれません。

その場合、会社側の事情で離職せざるを得ないケースもあります。就職で障害者手帳がメリットになるケースは、経験者から言えば極めて稀です。

 

ただし、ハローワークなどでは相談に応じてくれますし、むしろそうした公的商業支援の施設では、積極的に障害者手帳を活用するべきです。

福祉とハローワークは非常に密接ですので、積極活用してほしいものです。

 

統合失調症の自覚と病識について

障害者手帳を所有するということは、これは嫌な言い方ですが「障害者というレッテル」を自分で認めることと同じです。

これは受け取ると、ちょっとしたショックがあるものです。想像では人は、「皆平等」とは思うものですが、インターネットでは「糖質」といった、統合失調症のスラングもあるくらいで、その認知度は症状の方へかなり傾倒しています。

 

社会に精神障害の誤解が多いのは事実です。それをよく考える必要もあります。こうした自分で障害や病気を認めていくことを、「病識」ともいいますね。

自分が統合失調症でありながらも、就職や働いて正常だなと思える、日常生活を送って収入がある程度確保できたら、更新せずに終えることも検討するべきでしょう。

 

最新の統合失調症の治療現場

まず統合失調症のような精神障害は、原則治療は病院での治療が中心です。それも、妄想や幻覚の起きる前の睡眠障害改善やうつ症状緩和を、最大の目的としています。

その上で患者と医師の1対1で投薬の頻度、通院や入院計画を立てることになるのです。どのようなケースでも、患者の同意が絶対に必要となります。

 

また具体的に治療に、民間でも公的機関でも、何かの資金援助はあまりない点に注意しましょう。

障害者手帳は、支援と言っても「費用負担軽減」、それも税金や年金受給に関してのみです。

それ以外は、自治体の裁量で決まっていることになります。公的な障害者福祉とは、つまりこういうことなのです。

 

統合失調症と支援金の実際

ここまで説明してもう具体的に答えは出ていますが、就労困難で将来の年金のために、

年金保険料を支払えない場合に補填される、障害福祉年金などの場合を除き、統合失調症の方に支援金や補助金が直接支払われるケースは無いのです。

 

後は、働けないので申請書が来れば、「低所得者支援補助制度」などを活用して、年によって1度だけ現金が僅かに支給されるだけです。

障害者手帳は「資格」ではなく、あくまでも「精神障害者の証明」のためにあります。これはきちんと理解しておきましょう。

 

ただし、これは各都道府県市町村などの自治体次第ですが、「手当」と言うかたちで、一時金が支給されている場合があります。

ただしその金額に関して、明確に「いくらまで」といった決まりは設定されておらず、自治体の裁量によるのでこれも考えにとどめておきましょう。

まずは、役所の「障害者福祉課」などに相談するのが先決です。


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