何かおかしいと感じる？統合失調症に見られる初期の症状

統合失調症は初期症状に気が付き、早くに発見できれば早期治療して回復することに繋がります。

統合失調症は本人が無自覚なため、周りから見て明らかにおかしい異常行動をとっても、なかなか気が付きません。

服のほつれがきになって糸をちぎって、服を何着にダメにしても、そのダメになった服を見てしくしく何時間も泣いて壁に頭をぶつけても、それは普通の事だと感じています。

脳が正常に働かなくなっているので、本人は普通の感覚なんですね。

じっさい統合失調症はある程度中度から重度になるまでは、発見されにくい病気だといえます。

今回は統合失調症を初期に判明させるための、早めに表れる初期症状をまとめます。

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統合失調症は初期の早期発見がポイントです

統合失調症は治らない病気ではありません。

時間的な経過は異なるにしても、半数以上の人が症状を緩和させることができる病気です。

その際に重要になって来るのが早期発見・早期治療になります。

治療のスタートが速ければ早いほど短期間で症状が回復すると言われています。

なぜ、初期の早期治療が有効かというと、統合失調症の症状をそのままにしておくと、症状が悪化することが多いからです。

さらには他の精神疾患を併発してしまうことも多いからです。

2種類以上の精神疾患を同時に治療することは多くの時間をかけて行う必要が出てきてしまいます。

また、治療の開始が遅くなってしまうと、再発率も上昇してしまい、再び統合失調症の治療が必要になってしまうことも多くなります。

統合失調症の初期症状の特徴を知っていれば、早期発見・早期治療を行うことが可能になります。

特に日本では、諸外国に比べて、治療開始の時期が遅い傾向にあると言われています。

これは、日本が精神病とつくものに非常にネガティブなイメージを持った人が多いためだと言われています。

自分が精神病になんてかかるはずがない！家族や友人に今の状態を知られることが恥ずかしいと、病院へ訪れることを拒否してしまうんですね。

統合失調症の初期の特徴は以下の様になっています。

統合失調症の初期の特徴

以下にあげる4つの特徴がみられるときには、統合失調症の可能性がありますので、専門医のいる病院での診断が必要といえます。

特徴１：幻想と幻覚に悩まされる

誰かに指令されているような気がする。

実際にはされていない、盗聴の被害にあっているような気がしてしまう。

何もされていないのに、いじめられた気になってします。

独り言が多くなってくる。

大きな不安にさいなまれていて、大きなストレスを感じている。

僕の場合は、街行く人がみんな自分のことを監視している！とその時期は本気で感じていました。

スマホを操作している人は、自分の行動を逐一誰かに送信しているのだと。

今思えばおかしな話ですが、周りがみんな敵に見えてしまうんですよね。

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特徴２：コミュニケーションの異常

相手との正しいコミュニケーションが取れなくなってくる。

仕事にミスが多くなってくる、作業効率の著しい低下がみられる。

僕の場合は、同僚と会話をすることが非常におっくうになっていきました。

ランチを一緒に食べていた同僚とも距離をおかれるようになり、孤独を感じさらに症状が悪化していきました。

特徴３：やる気の低下

趣味や娯楽に没頭できなくなる。

人との接触を避けるようになる。

何にもしないでいる時間が増えてくる。

身なりを気にしなくなる。

お風呂に入らなくなる。

特徴４：感情の異常

感情の変化に乏しくなる。

他人の気持ちを理解できなくなる。

統合失調症はとにかく自分のことにしか目が行かなくなります。

周りに監視されていると思い込み、周りのことを気にしているかのように見えますが、それは全て自分に意識が集中しているのです。

そのため人の気持ちを考えることができなくなるので、ある程度のことなら許してくれる家族ならまだましですが、友人や恋人は違います。

当時付き合っていた彼女には、病気のことは話しても完璧に理解を得られるまではなく、別れることになりました。

ささいなことでキレる、彼女の話は聞かず自分の妄想の話ばかりする、外にデートに行けないなんて、酷い状態でしたから当然ですね。

気になったら早期治療のため病院へGO

以上の4つ特徴に該当する場合には病院での検診がベターです。

4つの特徴に該当するといっても、必ずしも統合失調症であるとは限りません。

統合失調症であったとしても、医師の指示に従って治療を進めていけば、症状は回復させることができるようになります。

繰り返しにはなりますが、上記の4つの特徴を見逃してしまって、治療開始が遅くなってしまうのは絶対に避けないといけません。