統合失調症が危険人物でないことは数字で証明されている!
2017/11/22
統合失調症は危険と思われていることが多いです。
ですが、それほど統合失調症は危険ではないので、今回はデータを元にして、具体的にどのような特徴、危険性を有しているのか案内していきますので、良ければ記事を参考にして、統合失調症に詳しくなってください。
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悪影響を与えている人は少ない
統合失調症は危険と思われている理由に、統合失調症のほとんどはなにかしらの問題を起こしている、もしくは予備軍ではないかという考えが存在します。
ですが、統合失調症の方が問題を起こすケースのほとんどは、自分に対してというデータが存在するのです。
例えば、将来について不安を覚えているという人が約50%、そして、自己嫌悪に陥りやすいという問題が約20%という状況で、残りの約30%は特殊な悩みを抱えているという問題ばかりです。
統合失調症は危険だと思われることが多いのですが、危険な行為に及び出ることに対して高揚感を抱くことはありませんし、どちらかと言うと、世間との付き合いについて考え続けている人が多いだけなのです。
なので、安易に統合失調症は危険という風潮を生み出すのは良くありませんし、すでに事件、事故を起こしているかのように思ってしまうのは、あまり良くない行動だと言えます。
人格が変わるわけではない
統合失調症は危険だと思われている理由の半分は、統合失調症は人格が変わるので危険という理由です。
ですが、統合失調症というのは精神になにかしらの悪影響を及ぼすだけなので、そもそも、人格が変わるほど影響を与えるというケースは稀です。
今まで明るかった人が内気になる、今までスポーツが好きだった人がゲームにハマるようになる程度なので、人格が変わるという表現はさすがに大げさでしょう。
また、いきなり奇声などをあげる統合失調症の方もおられますが、このような人も精神的な苦痛を重ねた結果で奇声をあげているわけです。
例えば、毎日しっかりとした睡眠を取れなくなる人もいますし、人と一緒にいるだけで不安になってしまう人もいるのです。
つまり、なにかしらのストレスが元になって、普通の人とは違った行動を取っているだけなのです。
間違っても、統合失調症に苦しんでいる人が、奇声をあげるような行為を楽しいことと思って、このような行為に及んでいるわけではありません。
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統合失調症の主な危険行為
統合失調症にかかっている人の中には、以下のような危険行為が目立つ人もいます。
例えば、アルコール依存症が有名です。
これは、統合失調症全体の約10%の方が悩んでいる問題なのですが、だからといって、アルコール依存から暴力、暴言が目立つようになるわけではありません。
では、どうしてアルコール依存症にかかってしまうのかというと、不安、恐怖などを打ち消すためです。
人によっては、睡眠時間を伸ばすために、アルコールを嫌々飲んでいるというケースも存在します。
その他の危険行為では、高いところに行きたくなるというものがあります。
こちらも、アルコール依存症と同程度の方が悩んでいる問題なのですが、高いところに行く際、誰にも告げずに行ってしまうことが多いので、酷いケースでは、警察などに助けを求めてしまう家族もいます。
統合失調症にかかってしまうと、良いこと、悪いことの区別が上手くつかなくなるのですが、基本的に統合失調症のため、他人に対して危険行為に及び出るというケースは稀なのも確かです。
統合失調症に悩んでいる人の多くは、これから先も統合失調症と付き合っていかないといけないため、精神が塞がってしまう人生を送っているだけです。
なので、危険人物のように取り扱うのはいけないことだと理解し、可能であれば手助けをしてあげたほうが良い相手と言えます。
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