統合失調症とうつ病ですが、何か?

統合失調症とうつ病を併発して、5年がかりで克服し完治させたアラサー男の記録をまとめます。前職は営業職で病みまくり、今はストレスの少ない仕事で社会復帰を果たしています。

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自分でも抑えられない統合失調症に見られる代表的な4つの症状

      2017/04/08

統合失調症の症状

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統合失調症を発症すると、特徴的な症状が現れてきます。

統合失調症は脳の機能の異常による病気なので、統合失調症による特徴的な症状は自分の意識とは別に起きてしまいます。

つまり、本人の意識ではどうすることもできない症状ということになります。

周囲からみると奇異の様にみえる統合失調症の症状なのですが、本人のレベルでは抑えることができないというとても困った状態になってしまいます。

 

といっても、統合失調症によって本当に異常な正確になってしまったわけではないので、症状が治まってくれば、以前のような普通の状態に戻ってきます。

統合失調症に特徴的な症状がみられる場合は、本人が自覚できればいいのですが、そうでない場合には、周囲が本人に積極的に働きかけて、

症状が緩和するように仕向けていくことが必要になります。

完治は難しいとされていますが、症状を回復して、一般的な生活を送れるレベルまで復活させることは可能になっています。

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統合失調症の症状:陽性症状

統合失調症にみられる代表的な症状に以下のような陽性症状があります。

 

1:妄想

完全に間違っていることや周囲の同意が得られにくいことに対して、強い信念を持ってしまうようになります。

その信念の異常さについて指摘しても、それに対しての受容が困難になってしまいます。

とくに出やすい妄想の症状として、盗聴されている、監視されていると、自分に注目が集まっていると感じることが多いです。

僕の場合は、お隣さんが24時間僕の部屋を監視している!と言い張り、じっさいに隣に怒鳴り込んだことがあります。

あのときはお隣さんにも、家族にも大迷惑をかけてしまいました・・・。

誰がどう見ても僕が悪くおかしい話ですが、統合失調症だとその妄想が現実のものと感じてしまうんです。

 

2:幻覚

ありもしないことが、現実のものとして感じられるようになります。

誰も話していないのに、話し声が聞こえたり(幻聴)、ないものが見えた値(幻視)、におったり(幻嗅)、感じられたり(幻触)などの症状が現れてきます。

僕の場合は、何かを開けるという行為に酷く敏感になりました。

 

ジャムの瓶のふたを開ける。ポテチを開封する。トイレの扉を開けるなど、何か新しい物質が、その空間に放たれることをとても不気味に感じていました。

とても嫌な感じがして、何か有害な物質が飛び交って傷つけられるのではないか?という、おかしな考えをしていたんです。

じっさいに臭いまで臭いと思うので、当時家族にはその症状を理解してもらい、僕の前では開けるという行動はしないでもらっていました。

知らない間に開けられたジャムがあっても、それは全然大丈夫なんですよね。

 

3:思考障害

正常に物事を考えるのが難しくなってしまいます。

思考に一貫性がなくなってしまいます。

会話の内容に一貫性が見られなくなったりもします。

症状が深刻な場合には会話にならなくなってしまうこともあります。

 

統合失調症の症状:陰性症状

統合失調症にみられる代表的な症状の2つ目には以下のような陰性症状があります。

 

1:感情の低下

自分自身の感情表現に低下がみられることに加えて、ほかの人の感情にたいして共感することが難しくなってしまう症状がみられるようになります。

周囲に対して無関心になってしまうことも多くなります。

なんというか、自分の中から今まで持っていた物が、全てなくなってしまった感覚になるんですよね。

自分以外は何も見えない、周りに誰かいたとしても、それはいないも同然で見えていない。

そんな状態で、無理に病院に連れて行こうとされたり、話をしようとされると、突然切れて暴れ出すなんて行動に繋がったりしていました。

 

2:思考の低下

会話の内容に深みがなることに加えて、相手のしゃべったことが十分に理解できなくなります。

語彙の低下がみられたり、更には口数が減ったりもします。

途端にIQが低くなった感覚でしょうか。

通常そのような感覚を感じるのは無理ですが、症状が進行していくと、徐々に以前できていたことができなくなってきます。

さいきん山Pが主演のドラマをしていた、「アルジャーノンに花束を」の逆バージョンみたいな感じですね。

 

3:やる気の低下

何かをやろうとする気持ちが低下してきます。

持続力や集中力が低下します。

日常的な誰でもが行う動作(お風呂に入る)を行うのも面倒になってしまいます。

自分が好きで趣味としていたことさえもしたくなくなります。

ギターを弾くのが趣味でしたが、何だかギターを触るのさえ億劫になり、仕舞にはギターがなぜか僕に夜中「走れ!」と命令してくるので捨てました。

今思えば、自分がおかしかっただけでギターはまったく悪くないのに、もったいないことをしたなと反省しています。

 

4:自分の中にこもる

自分の中にこもってしまって、ほかの人との会話を持つことが困難になります。

引きこもりになってしまう人もいるので、一人暮らしだと生活することが困難になります。

早めに家族に病気を打ち明けて、実家暮らしをすることがおすすめです。

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統合失調症の症状:認知機能障害

統合失調症にみられる代表的な症状の3つ目には以下のような認知機能障害があります。

 

1:記憶力・集中力の低下

物事を記憶したり、注意をあることに集中することが困難になります。

計画をたてて物事をすすめていくことも困難になってしまいます。

自分のやったことを覚えていられないことも起きてしまうので、同じことを繰り返し行ってしまうこともあります。

記憶力の低下が起きてしまうと、仕事などを正確そして効率よく進めていくことができなくなってしまいます。

 

2:判断能力の低下

物事を的確にそして迅速に判断することが困難になってしまいます。

誰でもが出来るようなこともかなりの時間をかけないと出来ないようになってしまいます。

新規に生じた、問題解決能力の低下がみられることもあります。

誰かに助けてもらえないと、何も決めることができなくなってしまいます。

 

3:抽象化をすることが困難になる

会話などにおいて、比喩を使ったりして物事を抽象的にわかりやすく伝えていくことに困難を生じるようになってしまいます。

とにかく統合失調症と会話するときは、比喩表現や回りくどい表現は使わずに、ずばりと要件を言いましょう。

といっても、傷つけないように優しい言葉を選んでくださいね(なんか我儘なこと言ってしまいますがw)


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